第49話 3月24日(土) |
絶望の暗雲 |
粒子加速器 |
GUYSベースの地下には、直径10キロにおよぶ巨大な円環型粒子加速器が埋設されている。マケット怪獣の身体を構成する高エネルギー分子ミストは、この粒子加速器で作られるんだ。これが破壊されると、マケット怪獣は身体を維持できなくなってしまう。リムエレキングも、例外ではない。 |
インペライザーの残骸 |
インペライザーは、たとえバラバラに破壊されても、たちまち再生・復元してしまう。その残骸を宇宙に放り出したのは、サイコキノ星人カコちゃんのPK波。さらに、破片をぐしゃぐしゃに潰してしまったのはファントン星人だ。サイコキノ星人は、ウルトラマンを金縛りにし、土くれから怪獣を作り出すほど強大な念動力を、ファントン星人は、無限食料シーピン929をカボチャくらいのサイズに縮小する、高度な圧縮技術を持っていたことを思い出してほしい。 |
3万年の因縁 |
エンペラ星人は3万年前、怪獣軍団を引き連れてM78星雲を侵略し、ウルトラの星に大戦争を仕掛けた。これが伝説の「ウルトラ大戦争」(ウルティメイトウォーズ)だ。この時、エンペラ星人はウルトラの父と対決し、死闘の末に引き分けとなった。両者の体には、今もその激しい戦いの傷が残っている。ちなみに、ウルトラの父を手当てしたのが、後に銀十字軍隊長となるウルトラの母だった。またウルトラの父は、この戦いをきっかけに、自ら隊長となって宇宙警備隊を結成したと言われているんだ。 |
GUYSガンクルセイダーMX |
リュウが操縦するガンクルセイダーは、メテオール搭載試験機としてスペシウム弾頭弾を装備したMX(METEOR EXPERIMENTAL)型。アライソ整備長が補修用パーツから組み上げ、整備しておいた取って置きの機体だ。エンペラ星人に破壊された滑走路脇には、マットアロー1号を改装したGUYSアローMA1型も並んでいた。このように、GUYSは優秀な従来機の性能を見直し、アップ・トゥ・デイトに取り掛かっていたんだ 。 |