(1)セル画数 |
近年テレビアニメの1.5倍(CG部分を換算すると2~3倍)。
それゆえ、絵の動きは実になめらかで、画面のクオリティは「映画レベル」以上のものとなり得たのである。
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(2)製作技術 |
2Dと3Dの親和性の高い融合。
「星のカービィ」は、愛くるしい主役のカービィの質感を表現するために、ポリゴン+2D-CG+オーソドックスなセル画というハイブリッド方式で製作する今までにないテイストの作品である。簡単に言うと、通常の平面アニメに3次元のコンピュータグラフィックス融合させ、やわらかさ、ダイナミックさを表現できるようになったということ。ポリゴンで動くカービィの「ポニョポニョ」とした感触は、一度見れば大人でも魅せられてしまうほどのクオリティとなっている。
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構想2年。1話あたりの製作日数は2~3ヶ月くらい。
実はあまり、ふつうのアニメと変らない(吉川惣司監督談)。それはコンピュータを使うことによって、作業効率が飛躍的に向上したが、実際に手間は2倍かけている事を意味する。実はセルワークのプロセスは実は従来と全く同じで、原画を書いてそれをコンピュータに書き換えるという作業をしている。直接コンピュータに書き込めばいいと思うであろうが、それでは出来ない表現がある。ここがアニメ「星のカービィ」のこだわりの部分でもある。
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