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第69回(8/26)

夏の疲れを吹き飛ばせ!
バランス理論で疲労回復

ゲスト 増田明美

「疲れ」は、体内の代謝バランスの乱れを知らせる身体からのSOS信号。乱れた代謝バランスを整えることが疲労回復の秘訣です。

疲労回復のヒント

(1) 「血流」
緊張状態にさらされると、無意識のうちに身体が動くことがあります。これは一部に集中した血液を全身に循環させ、乱れた代謝バランスの修正につながる生体防御反応の一つです。皆さんよくご存知の「貧乏ゆすり」も、疲労回復に一役かってくれる動作の一つなのだそうです。
(2) 「自律神経」
長時間一つのことに集中しすぎると、交感神経が優位になり緊張状態を引き起こしてしまいます。そんなときにおススメなのが『深い呼吸』。深呼吸をすると副交感神経にスイッチが入ってカラダがリラックスし、緊張状態を和らげるのに有効なのです。

疲労を早く回復するには、自律神経のバランスと血流改善により、代謝バランスを整えることがポイントです。

また、適度に身体を動かすことで気分転換をはかり疲労を回復させる「アクティブレスト」も有効です。ただし「アクティブレスト」は、好きなことを適度に行うことが大切です。
他にも、甘い物を食べると代謝バランスを素早く整えることができます。

本日のゲスト 増田さん流『疲労回復ストレッチ』

足の疲れを和らげるストレッチです。

(1) イス等につかまり、身体を安定させて立ちます。
(2) つま先立ち、かかと立ちを1セットで、20回繰り返します。
(3) 足首を持って、ゆっくり息を吐きながら10秒間ずつ左右の太ももの筋肉を伸ばします。

ふくらはぎは血流が滞りやすい部位の一つですが、つま先立ちをすると4倍の負荷がかかり、血流を促すことができます。
また、夜寝る前に横になった状態で太もものストレッチを行うと、副交感神経の活性化にもつながります。

ドクターおススメ!

代謝バランスを効率的に整える『血管マッサージ』
皮膚と骨、筋肉と骨の間に走る血管、特に動脈をマッサージします。動脈には自律神経が沿うようにして走っていますので、同時に自律神経のマッサージもできるのです。
方法はとても簡単!

(1) 手のひらで、皮膚を骨に押し付けます。
(2) 押し付けたままマッサージします。

自律神経の分布密度が高い頭、首、こめかみ、腕は特に効果的ですので、この4カ所をトータルで毎日10分を目安にマッサージしましょう。
腕の血管マッサージは、反対の手でねじるように行うとより効果的です。

疲れはカラダからのSOS信号です。何ヶ月も疲れが残る場合は内科や精神科での検査も大切です。