第68回(8/19)
カレーで過ごす華麗な夏!
健康スパイス入門
ゲスト | 掛布雅之 |
胃腸の働きを活発にし、食欲を増進させるというスパイス。カレーの健康効果の秘密はそのスパイスにあります。しかも辛くないスパイスにこそ、体温や新陳代謝をあげたり、胃腸の働きを活発にするなどの様々な効果があるのです。
スパイス
カレーに使われるスパイスの大半が、実は漢方薬にも使用されています。
・ | ターメリック(漢方名 鬱金) 効能 肝機能強化など |
・ | カルダモン(漢方名 小豆冠) 効能 消化促進など |
・ | シナモン(漢方名 桂皮) 効能 発汗作用を促す |
例えばインドで民間療法として日常的に行われているのが、胃のむかつきを抑えるのに、チャイ(インド風紅茶)にクミンを入れて飲む方法。このように様々なスパイスをブレンドするカレーは、薬効の相乗効果が期待できます。
また日本で販売されているカレールウにはおよそ15~30種類のスパイスがブレンドされています。スパイスは新陳代謝を高めるため、夏バテ予防の効果も期待できます。
ドクター直伝『カレー道』 ~スパイスの持つ健康効果を高めるカレーの食べ方~
其の一 作り方
「 | カレーは煮込まない」 スパイスはデリケートなので、煮込むと香り・味・効能を失う可能性があります。ルウを入れてひと煮立ちさせたら火を止めましょう。 |
其の二 食べるタイミング
「 | 朝にカレー」 朝にカレーを食べると、スパイスが自律神経を刺激し、心身ともにエンジンがかかりやすくなります。 |
其の三 食べ方
「 | カレーには温かい飲み物」 カレーに冷たい水を飲むと、カレーで温まったカラダを冷やしてしまうことになります。飲み物は温かい物か、常温の水にしましょう。 |
※腸に炎症のある人や、カレーで下痢、便秘になる人はあまり食べ過ぎないよう注意しましょう。