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[2012年2月19日(日)放送]女同士だから素直に聞けるホンネ日和

女優の南果歩さんがホンネを語りあうお相手は、作家であり僧侶である瀬戸内寂聴さん。

実は寂聴さん、これまで20年間に渡って南さんの人生の節目節目を見つめてきたという、南さんとは深い間柄。

説法や文章によって多くの人を救ってきた寂聴さん。
特に人生に疲れた女性にとっては文字通り駆け込み寺のような存在。
そんな寂聴さんに、南さんは今回どうしても聞きたいことが…。

女優としてのキャリアを築きながら、夫を支える”妻”という役割を選んだ南さん。
そんな南さんが寂聴さんに聞いた“女性の生き方”。
自らの心のうちをさらけ出し、寂聴さんと導きだしたその“ヒント”とは?

女性同士だからこそ素直に語り合える心の奥。
悩めるすべての人に捧げる、ホンネの話。



南さん:『何事も、人生はすべて“経験”』
辛いことも、苦しいことも
すべてが自分の血となり、肉となるはず。
生きることは楽しいだけじゃなく、苦しいことも多い…でも、そのすべての経験が自分の血となり肉となる、と語っていた南さん。辛い経験こそが自らの肥やしとなり、人を成長させていくのかもしれないね。波瀾万丈な人生を歩んできた寂聴さんも、自らの意思を貫き“あるがままに”生きてきたからこそ、今の自分がある…そんな意味を込めて“不良になりなさい”とオススメしていたよ。



寂聴さん:『人は誰しも“孤独”である』
人は一人で生まれて、一人で死んで行く。
孤独で寂しいからこそ、人は人を愛する。
大事な人を失うことはとても辛くて悲しいことだけれど、誰だってみんな孤独なんだという心構えを持っておけば、気持ちが楽になる…人は孤独で寂しいからこそ人と仲良くしようとする、と語ってくれた寂聴さん。南さんも、孤独だと分かって人と接するのと、分からずに接するのでは、接し方が全然違うと、寂聴さんの言葉に強く共感していた様子でした。
月1回開催の“法話の会”は要予約!

寂庵

住所:京都府京都市右京区嵯峨野鳥居本仏餉田町7-1
電話:075-861-6770
HP:https://www.jakuan.com/
天台宗僧侶である瀬戸内寂聴さんの庵。毎月、寂聴さんによる写経の会と法話の会が行われている。多くの人の苦しみを癒し、元気をもらえると人気。※ハガキによる事前の予約が必要。※月例行事以外の日は閉門しています。