中日クラウンズの歴史

金庚泰が競り勝ち、
プレーオフで敗れた片岡大育は涙

2016
第57回大会
金 庚泰
金 庚泰
Kim Kyung-Tae

大会概要

主催 CBCテレビ 中日新聞社
主管 日本ゴルフツアー機構
協賛 トヨタ自動車株式会社
後援 名古屋ゴルフ倶楽部 日本ゴルフ協会 中部ゴルフ連盟 日本ゴルフトーナメント振興協会 愛知県 岐阜県 三重県 名古屋市
会場 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知・東郷町)
6,545Yards Par70(35 - 35)
賞金総額 ¥120,000,000
優勝賞金 ¥24,000,000
トヨタ賞〔優勝副賞〕 クラウン2.0アスリートG-T
トヨタホールインワン賞 13番 プリウス A"ツーリングセレクション"
17番 クラウン2.0アスリートS-T
期日 4月28日~5月1日
カット 5オーバー145までのプロ60名
出場者数 105名(アマ5名)

大会スコア

1位 金 庚泰 69-69-65-67=270 ¥24,000,000-
プレーオフ
2位 片岡 大育 66-70-65-69=270 ¥12,000,000-
3位 谷原 秀人 67-74-65-68=274 ¥8,160,000-
4位 H・W・Ryu 65-73-68-69=275 ¥5,760,000-
5位 池田 勇太 65-72-73-66=276 ¥4,185,000-
5位 金 亨成 66-74-69-67=276 ¥4,185,000-
5位 Matthew Griffin 69-71-69-67=276 ¥4,185,000-
5位 高山 忠洋 68-74-67-67=276 ¥4,185,000-
9位 Angelo Que 68-72-69-68=277 ¥3,384,000-
10位 手嶋 多一 68-73-68-70=279 ¥3,024,000-
10位 Brendan Jones 67-70-71-71=279 ¥3,024,000-
12位 宮本 勝昌 66-74-73-67=280 ¥2,184,000-
12位 J・B・Park 66-76-71-67=280 ¥2,184,000-
12位 藤田 寛之 66-76-70-68=280 ¥2,184,000-
12位 横尾 要 72-72-66-70=280 ¥2,184,000-
12位 Michael Hendry 65-73-71-71=280 ¥2,184,000-
12位 稲森 佑貴 64-75-68-73=280 ¥2,184,000-
18位 片山 晋呉 71-72-71-67=281 ¥1,464,000-
18位 Adam Bland 67-73-73-68=281 ¥1,464,000-
18位 矢野 東 69-72-72-68=281 ¥1,464,000-
18位 宋 永漢 70-74-68-69=281 ¥1,464,000-
18位 山下和宏 68-72-71-70=281 ¥1,464,000-
18位 黄 重坤 73-71-67-70=281 ¥1,464,000-
  • ベストアマ 該当者なし

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ツアー最年長出場記録を更新した青木功

初日の話題の中心となったのは二人のレジェンドだった。青木功は73歳241日で出場を果たし、1975年日本プロゴルフ選手権に73歳21日で出場した宮本留吉を抜いて日本ゴルフツアー最年長出場記録となった。41年ぶりの記録更新であったが、右足の痛みから9番で途中棄権。「18ホール回っての記録なら…」と悔しがった。
また69歳の尾崎将司は、最終18番をパーでホールアウトしていたらエージシュート達成であったが、惜しくもボギー。70のラウンドで43位タイだった。
初日トップに立ったのは21歳の稲森佑貴。6バーディ、ノーボギーの安定したラウンドを見せ、念願のツアー初優勝に向け好発進を切った。また、前週のパナソニックオープンで優勝の池田勇太は5アンダーで2位タイ。

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予選第2日 単独首位に立った片岡

前日の小雨から一転、好天で芝が乾きグリーンも硬くなり、更に9メートル近い強風という難コンディションにスコアを崩す選手が続出。なんとこの日ラウンドした103名中98名がオーバーパーだった。
そんな中、トップと2打差でスタートした片岡大育が、1バーディ、1ボギーの70で回り、通算4アンダーで単独首位に立った。2週連続優勝を狙う池田勇太は、速さを増したグリーンに苦しんだものの、この日2オーバーの我慢のゴルフで首位と1打差の2位タイに踏みとどまった。
さらに昨年のチャレンジツアーの賞金王で地元愛知県出身の森本雄は、通算イーブンパーの9位タイとし、予選を突破した。一方でツアーの最年長予選通過記録がかかっていた尾崎将司は、スコアを大きく崩し、通算17オーバーで予選落ちとなった。
今大会出場した5名のアマチュア選手は決勝に進めず、ベストアマを獲得する選手はいなかった。

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決勝第1日 65をマークし、3位に浮上した谷原

16位からスタートした谷原秀人がこの日ベストスコアタイの65をマーク、通算4アンダーの3位に急浮上した。谷原は昨年の2位を含め、この4年間で3回トップ10入りと相性もよく、念願のクラウンズ初優勝に向け望みをつなげた。
一方、単独首位でスタートした片岡大育も6バーディを奪うなど、自己ベストの65をマークして、ツアー通算2勝目に王手をかけた。また昨年の賞金王・金庚泰も7バーディ、2ボギーとスコアを伸ばし、首位と2打差の2位につけた。

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6度目の挑戦でクラウンズ初優勝 金庚泰

片岡大育と金庚泰の息詰まるような一騎打ちの熱戦から先に抜け出したのが片岡。15番ではグリーン奥から劇的なチップインバーディ。16番もバーディとし2位の金庚泰選手に2打差をつけた。しかし17番のティショットを大きく左に外す痛恨のミスでこのホールダブルボギーとなり金庚泰に追いつかれる。勝負はプレーオフとなり、その1ホール目、外せば負けが決まる1メートルのパーパットを外し、片岡は惜しくも優勝を逃した。
一方、優勝した金庚泰は賞金王の実力通りの強さを見せ、クラウンズ初優勝を飾った。開幕戦の東建ホームメイトカップ制覇に続き、今季ツアー3戦目にして既に2勝目をマークした。

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