中日クラウンズの歴史

初出場の松山英樹1打及ばず、
松村道央が激戦を制す

2013
第54回大会
松村道央
松村道央
Michio Matsumura

大会概要

主催 中部日本放送 中日新聞社
主管 日本ゴルフツアー機構
協賛 トヨタ自動車株式会社
後援 名古屋ゴルフ倶楽部 中部ゴルフ連盟 日本ゴルフ協会 日本ゴルフトーナメント振興協会 愛知県 岐阜県 三重県 名古屋市
会場 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース
6,545Yards Par70(35 - 35)
賞金総額 ¥120,000,000
優勝賞金 ¥24,000,000
トヨタホールインワン賞 13番ホール・17番ホール
期日 5月2日~5日
カット 10オーバー150までのプロ66名
出場者数 105名(アマ3名)

大会スコア

1位 松村 道央 71-71-69-67=278 ¥24,000,000-
2位 松山 英樹 72-67-73-67=279 ¥12,000,000-
3位 片山 晋呉 72-68-69-73=282 ¥6,900,000-
3位 Steven Conran 70-74-68-70=282 ¥6,900,000-
5位 武藤 俊憲 73-73-70-67=283 ¥4,560,000-
5位 山下 和宏 75-70-69-69=283 ¥4,560,000-
7位 近藤 共弘 69-75-72-68=284 ¥3,810,000-
7位 S・K・Ho 72-69-73-70=284 ¥3,810,000-
9位 趙 珉珪 74-72-71-68=285 ¥3,144,000-
9位 李 京勲 79-67-72-67=285 ¥3,144,000-
9位 宮本 勝昌 72-73-73-67=285 ¥3,144,000-
12位 久保谷 健一 75-72-70-69=286 ¥2,544,000-
12位 河野 祐輝 75-72-70-69=286 ¥2,544,000-
14位 鈴木 亨 78-70-71-68=287 ¥1,834,285-
14位 原口 鉄也 72-74-72-69=287 ¥1,834,285-
14位 近藤 龍一 78-72-68-69=287 ¥1,834,285-
14位 I・J・Jang 72-71-74-70=287 ¥1,834,285-
14位 小島 亮太 72-71-74-70=287 ¥1,834,285-
14位 白 佳和 75-72-70-70=287 ¥1,834,285-
14位 上井 邦浩 72-71-71-73=287 ¥1,834,285-
  • ベストアマ 該当者なし

1R

1R

初日単独首位の近藤共弘

強風と硬いグリーンという厳しい条件の中、初日首位にたったのは、ただ一人アンダーパーで回った2008年大会のチャンピオン近藤共弘。1打差の2位は、昨年2位となったS・コンラン。前週プロ転向2戦目で優勝した21歳の松山英樹は2バーディ、4ボギーの72で10位Tにつけた。
前週初日のつるやオープンで62をマークしてツアー史上初のエージシュートを達成した尾崎将司(66歳)は80と乱れ、1R終了後に腰痛の為、棄権した。

2R

2R

単独首位に立った 松山英樹

2週連続優勝を狙う松山英樹はこの日、4バーディ、1ボギーの67をマークし、単独首位に浮上した。また片山晋呉が3バーディ、1ボギーの68で単独2位につけ、大会3勝目を狙える好位置につけた。
一方、初日首位の近藤共弘は後半に5つスコアを落とし4オーバー、10位Tに後退した。
前日からさらに硬さを増したグリーンは出場選手を苦しめ、予選通過ラインも大会史上ワースト2位の10オーバーに達した。
今大会出場したアマチュア3選手は全員予選通過できず、ベストアマを獲得する選手はいなかった。
海外招待選手のライン・ギブソンも2打及ばず予選落ちとなった。

3R

3R

18番でバーディを決める片山晋呉

単独首位でスタートした松山英樹は、5番パー4で2打目を直接入れイーグルを奪うなど前半「31」をマーク、2位と7打差をつけ、2週連続優勝に向け独り旅かと思われた。しかし後半14番でOBがありダブルボギーとすると、15番から4連続ボギーを叩き後半「42」と大失速。通算2オーバー3位タイに後退した。
一方、片山晋呉が最終18番で25メートルのバーディパットを決めるなど猛チャージを見せ、単独首位に立った。またこの日69で回った松村道央が2位につけ、3日間のベストスコア「66」をマークした宮里聖志が5位に浮上した。

4R

4R

優勝を決めガッツポーズの松村道央

史上初のルーキー2週連続優勝を狙う松山英樹は、15番、16番のティーショトで今週初めてドライバーを持ち、和合を果敢に攻めた。16番では計算どおりバーディを奪うと、最終18番もピン奥8メートルからのバーディパットをねじ込んだが1打及ばず単独2位に終わった。一方、クラウンズ3勝目を狙った片山晋呉は前半3ボギーを叩くなどスコアを落とし優勝争いから脱落し3位タイ。
優勝したのはプロ8年目29歳の松村道央。4番で首位に立つと、後半も要所でバーディを奪うなど67で回り、ツアー通算3勝目、クラウンズ初優勝を決めた。

pageup