中日クラウンズの歴史

I・J・ジャンが前回の雪辱、
韓国選手初のクラウンズ制覇

2012
第53回大会
I・J・ジャン
I・J・ジャン
I・J・Jang

大会概要

主催 中部日本放送 中日新聞社
主管 日本ゴルフツアー機構
協賛 トヨタ自動車株式会社
後援 名古屋ゴルフ倶楽部 中部ゴルフ連盟 日本ゴルフ協会 日本ゴルフトーナメント振興協会 愛知県 岐阜県 三重県 名古屋市
会場 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース
6,545Yards Par70(35 - 35)
賞金総額 ¥120,000,000
優勝賞金 ¥24,000,000
トヨタホールインワン賞 13番ホール・17番ホール
但し、アマチュアの場合は、記念品。
ATLAS・ユピテルホールインワン賞 7番ホール
期日 4月26日~29日
カット 5オーバー145までのプロ62名とアマ上位1名 計63名
出場者数 111名(アマ4名)

大会スコア

1位 I・J・Jang 71-69-66-66=272 ¥24,000,000-
2位 Steven Conran 66-65-73-70=274 ¥10,080,000-
2位 白 佳和 66-71-67-70=274 ¥10,080,000-
4位 谷原 秀人 69-69-69-69=276 ¥5,280,000-
4位 Prayad Marksaeng 69-71-67-69=276 ¥5,280,000-
6位 李 京勲 72-68-71-66=277 ¥3,693,600-
6位 S・K・Ho 70-71-69-67=277 ¥3,693,600-
6位 久保谷 健一 65-70-73-69=277 ¥3,693,600-
6位 野仲 茂 72-71-63-71=277 ¥3,693,600-
6位 J・B・Park 68-70-68-71=277 ¥3,693,600-
11位 上平 栄道 72-70-69-67=278 ¥2,214,000-
11位 横田 真一 71-70-70-67=278 ¥2,214,000-
11位 上田 諭尉 74-68-69-67=278 ¥2,214,000-
11位 近藤 共弘 72-71-68-67=278 ¥2,214,000-
11位 原口 鉄也 70-68-71-69=278 ¥2,214,000-
11位 石川 遼 69-71-68-70=278 ¥2,214,000-
11位 金 聖潤 68-71-68-71=278 ¥2,214,000-
11位 高山 忠洋 69-69-67-73=278 ¥2,214,000-
19位 すし 石垣 73-68-71-67=279 ¥1,416,000-
19位 Chinnarat Phadungsil 72-73-67-67=279 ¥1,416,000-
19位 矢野 東 74-67-70-68=279 ¥1,416,000-
19位 川村 昌弘 74-69-66-70=279 ¥1,416,000-
19位 小林 正則 71-70-66-72=279 ¥1,416,000-
  • ベストアマ 伊藤誠道 289 56位タイ

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13番でホールインワンを達成した横尾

一昨年1ラウンド世界最少スコア「58」をマークし、大逆転で大会初優勝を飾った石川遼は、4バーディ、3ボギーの69で回り11位タイ。1アンダーで首位と4打差で初日成績としてはシーズンここまでで最高のスタートとなった。昨年の賞金ランク2位で地元期待の高山忠洋は1アンダー11位タイ、同じく中部勢では上井邦浩がイーブンで17位タイにつけた。初日単独首位に立ったのは、5アンダーの久保谷健一。久保谷の初日首位は昨年10月に優勝したキヤノンオープン以来だった。
横尾要が13番200ヤードのパー3でホールインワンを達成した。4番アイアンでのショットだった。
横尾は1998年の第39回大会で最終日に7番ホールでホールインワンを達成しており クラウンズで2度ホールインワンを達成したのは横尾が初めて。

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体調不良を押して単独首位に立ったS・コンラン

クラウンズ2勝目を狙う石川遼は、この日17個のパーと1ボギー。ショットは安定していたが、パットが決まらず通算イーブンパー、12位タイに後退した。石川のバーディ「0」はプロ転向後国内ツアー3度目のことだった。
この日単独首位となったのはS・コンラン。スタート前38度の熱があり体調不良を押してのラウンドだったが、終わってみれば7バーディ、2ボギーでスコアを5つ伸ばした。
アマチュアで唯一予選通過したのは伊藤誠道(杉並学院高校2年)。初出場だった昨年は13オーバーで予選落ちだったが、今大会は3オーバー37位タイと堂々の予選通過となった。

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17番でスーパーショットを放つ石川遼

首位と9打差でスタートした石川遼は、1番、2番でバーディを奪って好発進したが、8番でダブルボギーを叩くなどアウト35でスコアを伸ばせなかった。しかしインでは16番は林越えに成功しバーディ、続く17番ではあと少しでホールインワンのスーパーショットで連続バーディと、この日68で回り通算2アンダー、首位と4打差とし逆転Vへの可能性を残した。
一方、風邪による体調不良のコンランがスコアを3つ落として、白佳和とともに通算6アンダーで首位。そして単独3位に浮上したのが高山忠洋。3連続を含む5バーディ、2ボギーと3日連続の60台で通算5アンダーとし、首位と1打差とクラウンズ初優勝に向けて絶好の位置につけた。

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優勝 I・J・ジャン選手  ベストアマ 伊藤誠道選手

逆転優勝を狙う石川遼は、14番終了時点で3バーディ1ボギーと首位を追撃していたが、15番の2オンを狙った2打目が木に当たりこのホール痛恨のボギー。結局3バーディ、3ボギーとスコアを伸ばせず、11位タイに終わった。
初優勝の期待がかかった高山忠洋は、1番でボギー発進とつまずき、波に乗れないまま16番でダブルボギー。結局スコアを3つ落とし11位タイ。一方で、昨年プレーオフの末に敗れたI・J・ジャンが4バーディ1ボギーで通算8アンダーとし、日本ツアー7年ぶり2勝目。韓国人としてクラウンズ初のチャンピオンに輝いた。
ベストアマには通算9オーバー、56位タイの伊藤誠道(杉並学院高校2年)が輝いた。

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