2008
第49回大会
近藤智弘
Tomohiro Kondo
大会概要
主催 | 中部日本放送 中日新聞社 |
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主管 | 日本ゴルフツアー機構 |
協賛 | トヨタ自動車株式会社 |
後援 | 名古屋ゴルフ倶楽部 中部ゴルフ連盟 日本ゴルフ協会 日本ゴルフトーナメント振興協会 愛知県 岐阜県 三重県 名古屋市 |
会場 | 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース 6,514Yards Par70(35 - 35) |
賞金総額 | ¥120,000,000 |
優勝賞金 | ¥24,000,000 |
トヨタホールインワン賞 | 13番ホール・17番ホール 但し、アマチュアの場合は、記念品。 |
期日 | 5月1日~4日 |
カット | 3オーバー143までのプロ68名とアマ上位1名 計69名 |
出場者数 | 108名(アマ4名) |
大会スコア
1位 | 近藤 智弘 | 72-68-64-67=271 | ¥24,000,000- |
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プレーオフ | |||
2位 | 藤田 寛之 | 71-65-68-67=271 | ¥12,000,000- |
3位 | 片山 晋呉 | 70-66-69-67=272 | ¥8,160,000- |
4位 | 鈴木 亨 | 73-65-67-68=273 | ¥5,280,000- |
4位 | 川岸 良兼 | 69-65-68-71=273 | ¥5,280,000- |
6位 | Steven Conran | 68-66-72-68=274 | ¥4,140,000- |
6位 | J ・ M ・ Singh | 68-67-70-69=274 | ¥4,140,000- |
8位 | 原口 鉄也 | 73-69-67-66=275 | ¥3,522,000- |
8位 | Brendan Jones | 70-68-69-68=275 | ¥3,522,000- |
10位 | 横尾 要 | 70-69-69-68=276 | ¥3,024,000- |
10位 | Wen-Chong LIANG | 67-68-70-71=276 | ¥3,024,000- |
12位 | 宮瀬 博文 | 73-69-68-67=277 | ¥2,115,428- |
12位 | 高橋 竜彦 | 66-70-72-69=277 | ¥2,115,428- |
12位 | 太田 直己 | 72-67-69-69=277 | ¥2,115,428- |
12位 | David Smail | 72-69-67-69=277 | ¥2,115,428- |
12位 | 小田 孔明 | 70-68-69-70=277 | ¥2,115,428- |
12位 | Prayad Marksaeng | 68-70-69-70=277 | ¥2,115,428- |
12位 | 谷原 秀人 | 68-68-70-71=277 | ¥2,115,428- |
19位 | 宮本 勝昌 | 76-67-71-64=278 | ¥1,512,000- |
19位 | 中嶋 常幸 | 67-71-70-70=278 | ¥1,512,000- |
19位 | 矢野 東 | 72-65-70-71=278 | ¥1,512,000- |
- ベストアマ 花岡和典 286 58位タイ
1R
和合初挑戦となった石川遼
ゴルフ界に彗星のごとく現れた石川遼が初出場し、注目された第49回大会。海外からは、初参戦となる北アイルランドの天才ローリー・マキロイと2年連続の出場となるハワイの怪童タッド・フジカワらが参戦した。初日、トップに立ったのは宮里聖志と高橋竜彦。共に5バーデイ、1ボギーの66をマークし、リーダーズボードのトップに並んだ。1打差の3位タイには、中嶋常幸、S・K・ホら6人がつけ、アンダーパーが続出する混戦模様となった。注目の石川は、15番でスイング中にクラブが枝に当たる不運もあったが、1オーバーの42位タイ。復活が期待されたジャンボ尾崎は4オーバーの82位タイと大きく出遅れた。
2R
首位タイに踊り出たベテラン川岸良兼
和合特有の風がなく、グリーンも止まり、好スコアが続出した大会2日日。この日19位タイスタートのベテラン川岸良兼が爆発する。5バーディ、ノーボギーのほぼ完璧な内容で、65をマーク。通算6アンダーとして、広田悟、スティーブン・コンランと並び首位に立った。一方、首位スタートの宮里と高橋は、共にスコアを伸ばすことができず、通算4アンダー。クラウンズ2勝を挙げる片山晋呉と同じ7位グループに後退した。石川は、14番でOB、15番のセカンドでは、ジカドラでグリーンを狙うものの左の林につかまり、万事休す。難攻不落の和合の洗礼をうけ、初挑戦の予選通過はならなかった。
3R
4番でホールインワンを達成した近藤
大会3日目。この日首位タイでスタートした川岸は、18番でボギーを叩くものの、3バーディ、1ボギーと安定したゴルフを展開。着実にスコアを伸ばして単独首位に躍り出た。しかし、この日の主役は36位タイからスタートした地元愛知県出身の近藤智弘。1、2番で連続バーディを奪って波に乗ると、4番では、自身トーナメントで2度目となるホールインワンを達成。1イーグル、4バーディ、ノーボギーと大爆発し、この日のベストスコアとなる64をマーク。36位から一気に首位と2打差の2位タイに浮上した。一方、虎視眈々と3度目の王冠を狙う片山は、4バーディを奪うも、17番でダブルボギーを叩き、通算5アンダーの5位タイ。最終日の逆転優勝にかけることになった。
4R
プレーオフを制し、初の栄冠を手にした
上位陣が目まぐるしく変わる最終日。最終組で回る近藤は、3日目に続き1、2番でバーディを奪う最高のスタート。一方、首位の川岸は、序盤でスコアを大きく崩し、優勝戦線から脱落した。2位タイでスタートした同組の藤田寛之は、1番でボギーを叩くものの、4番から3連続バーディ、8番でもスコアを伸ばし、トップに躍り出る。また、5位タイでスタートした片山も9番から3連続バーディを奪い追撃態勢に入った。しかし、藤田は12番で、片山は鬼門の14番でボギー。近藤が1打リードして首位をひた走る展開となった。18番最終ホール。ここで藤田はラストチャンスとなるバーディパットを決め、ついに近藤をとらえた。決着はプレーオフヘ。その2ホール目、藤田がバーディパットをショートしたのに対し、近藤は5メートルのパットをねじ込み、会心のガッツポーズ。地元の熱い声援を糧に悲願のクラウンズ初制覇を成し遂げた。