中日クラウンズの歴史

ジャンボの4連覇を阻んだ、
メジャーチャンプの底力

1998
第39回大会
デービス・ラブIII
デービス・ラブIII
Davis Love III

大会概要

会場 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース
6,502Yards Par70(35 - 35)
賞金総額 ¥120,000,000
期日 4月30日~5月3日
カット 7オーバー147までのプロ69名
出場者数 99名(アマ4名)

大会スコア

1位 Davis LoveIII 64-71-67-67=269 ¥21,600,000-
2位 Brian Watts 72-68-67-70=277 ¥7,776,000-
2位 木村 政信 69-68-71-69=277 ¥7,776,000-
2位 Rick Gibson 66-70-71-70=277 ¥7,776,000-
5位 中嶋 常幸 67-73-71-67=278 ¥4,104,000-
5位 尾崎 将司 73-69-65-71=278 ¥4,104,000-
7位 Zaw Moe 68-72-70-70=280 ¥3,294,000-
7位 米山 剛 72-68-71-69=280 ¥3,294,000-
9位 尾崎 健夫 70-71-72-68=281 ¥2,646,000-
9位 横尾 要 69-73-72-67=281 ¥2,646,000-
11位 Frankie Minosa 68-74-74-66=282 ¥1,771,200-
11位 渡辺 司 72-72-70-68=282 ¥1,771,200-
11位 芹澤 信雄 71-72-70-69=282 ¥1,771,200-
11位 加瀬 秀樹 70-73-71-68=282 ¥1,771,200-
11位 David Smail 73-70-69-70=282 ¥1,771,200-
11位 川岸 良兼 69-70-70-73=282 ¥1,771,200-
17位 野上 貴夫 71-70-70-72=283 ¥1,123,200-
17位 金井 清一 71-72-72-68=283 ¥1,123,200-
17位 東 聡 71-72-69-71=283 ¥1,123,200-
17位 奥田 靖己 67-73-70-73=283 ¥1,123,200-
17位 鈴木 亨 72-69-71-71=283 ¥1,123,200-
17位 原田 三夫 72-71-69-71=283 ¥1,123,200-
  • ベストアマ 近藤智弘 289 39位タイ

1R

全米プロで勝利し、悲願のメジャー制覇を果たしたデービス・ラブと、全英オープンを制したジャスティン・レナードが参戦。前人未到の4連覇を狙う尾崎将司との対決に注目が集まった。初日、17番まで順調にスコアを伸ばしていたジャンボが18番で9を叩き一気に3オーバーに後退、57位と大きく出遅れた。同組のラブは、ツアーチャンピオンらしい堅実なゴルフで6アンダー64の単独首位。レナードは10位タイにつけた。

2R

2R

アルバトロスを記録した中嶋常幸

初日3位タイでスタートした中嶋常幸が1番ホールで奇跡のアルバトロスを記録。パー4でのホールインワンは日本ツアー初の快挙となった。その後は、出入りの激しいゴルフで、通算イーブンパーの6位タイ。首位でスタートしたラブは1つスコアを落としたものの通算5アンダーで単独首位を守った。ジャンボは69で回り、19位タイとややポジションを挽回した。

3R

雨が降りしきる3日目、ジャンボが猛チャージをかけた。1番、2番と連続バーディーを奪って波に乗ると、6バーディー1ボギーの65。この日のベストスコアを叩き出し、一気に2位タイへと躍り出た。初日から首位を走っているラブは67とまとめ、スコアをさらに伸ばし通算8アンダー。ジャンボに5打差をつける独走態勢に入った。

4R

4R

ラブIIIが貫録のゴルフで快勝

最終日も悪天候だったが、全米プロ王者が実力の違いを見せつけた。初日から首位を独走してきたラブは4バーディ、1ボギーの67とこの日も付け入る隙のないゴルフ。通算11アンダーで2位に8打差をつける圧勝で、完全優勝を成し遂げた。4連覇に執念を燃やしたジャンボだったが、ノー・バーディの71と停滞。中嶋らと並んで、通算2アンダーの5位タイに終わった。またメジャーチャンピオンとして期待されたレナードは、結局23位タイに終わり、真価を発揮せずに終わった。