中日クラウンズの歴史

ジャンボを突き放した
P・シニア会心の1打

1993
第34回大会
ピーター・シニア
ピーター・シニア
Peter Senior

大会概要

会場 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース
6,473Yards Par70(35 - 35)
賞金総額 ¥120,000,000
期日 4月29日~5月2日
カット 4オーバー144までのプロ63名とアマ上位4名 計67名
出場者数 99名(アマ7名)

大会スコア

1位 Peter Senior 68-67-69-66=270 ¥21,600,000-
2位 Gary Hallberg 66-71-67-67=271 ¥10,080,000-
2位 尾崎 将司 66-67-72-66=271 ¥10,080,000-
4位 湯原 信光 68-67-68-71=274 ¥5,760,000-
5位 大町 昭義 74-70-68-64=276 ¥4,110,000-
5位 陳 志明 70-69-68-69=276 ¥4,110,000-
5位 高橋 勝成 65-73-66-72=276 ¥4,110,000-
5位 池内 信治 68-72-66-70=276 ¥4,110,000-
9位 友利 勝良 74-70-67-66=277 ¥2,500,800-
9位 Brian Watts 68-72-68-69=277 ¥2,500,800-
9位 Scott Simpson 71-69-70-67=277 ¥2,500,800-
9位 Frankie Minosa 70-65-72-70=277 ¥2,500,800-
9位 Todd Hamilton 72-67-66-72=277 ¥2,500,800-
14位 Robert Allenby 71-68-67-72=278 ¥1,800,000-
14位 金井 清一 70-72-69-67=278 ¥1,800,000-
14位 ※米倉 和良 73-69-66-70=278 ¥0-
17位 横山 明仁 70-69-68-72=279 ¥1,296,000-
17位 飯合 肇 70-64-68-77=279 ¥1,296,000-
17位 東 聡 72-69-67-71=279 ¥1,296,000-
17位 青木 功 72-69-69-69=279 ¥1,296,000-
17位 川岸 良兼 73-68-71-67=279 ¥1,296,000-
17位 David Ishii 68-70-68-73=279 ¥1,296,000-
17位 崔 上鎬 72-71-66-70=279 ¥1,296,000-
  • ベストアマ 米倉和良 278 14位タイ

1R

マスターズで2勝目を達成したドイツのB・ランガー、全米オープン優勝のL・ジャンセンらメジャータイトルホルダーが参戦した第34回大会。初日は前日からの雨でスタートが1時間遅れたが、午後には回復。グリーンが止まりやすいとあって、19人がアンダーパーという好コンディションとなった。この中でトップに躍り出たのは8番から5連続バーディを決めた中嶋常幸。コースレコードにあと1打と迫る63をマークした。2位には前週まで2週連続2位と好調の高橋勝成がつけ、尾崎将司は3位タイ。ランガーは43位と出遅れた。

2R

2R

2日目に急追した飯合

再び雨のスタートとなった2日目。午前中は時折、激しく叩きつける悪コンディションだったが、午後は回復。スタート時間によって明暗が分かれた。尾崎は67で通算7アンダーとし首位に浮上。ベストスコア64で1打差2位と急追したのが弟子の「飛ばし屋」飯合肇だった。中嶋は6位へと順位を下げた。

3R

3日目、注目されたのは尾崎と飯合の師弟対決。アウトでは一進一退が続いたが、インに入って好調な飯合が14番から4連続バーディを含む6バーディの29と和合インコースのレコードを一気に更新する大爆発。通算8アンダーで首位に立った。湯原信光が1打差2位、P・シニアが3位タイで追走した。

4R

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雨の最終日に地力を発揮したシニア

トップグループがスタートするころから再び雨となった最終日、攻めのゴルフに徹した尾崎がアウトを終了して通算10アンダーまでスコアを伸ばし、2年連続優勝はほぼ確実と思われた。飯合と湯原はずるずる後退し、12番では一時尾崎が2位に3打差をつける展開となった。ところが14番でパーパットを外し、9アンダーとなった尾崎に対し、シニアとホルバーグがともにスコアを伸ばして、最終ホールを前に3者が9アンダーで並んだ。プレーオフかとも思われた18番。シニアの第2打は、ピン奥30センチにピタリとスーパーショット。このパットを決めて劇的な大会初優勝を飾った。

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