1983
第24回大会
陳 志明
Tze-Ming Chen
大会概要
会場 | 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース 5,936Yards Par70(35 - 35) |
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賞金総額 | ¥70,000,000 |
期日 | 4月28日~5月1日 |
カット | 7オーバー147までのプロ67名とアマ上位3名 計70名 |
出場者数 | 121名(アマ15名) |
大会スコア
1位 | 陳 志明 | 71-67-71-71=280 | ¥14,000,000- |
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プレーオフ | |||
2位 | 新井規矩雄 | 68-66-74-72=280 | ¥5,900,000- |
2位 | David Ishii | 70-71-71-68=280 | ¥5,900,000- |
4位 | Scott Simpson | 69-68-70-74=281 | ¥2,800,000- |
4位 | 倉本 昌弘 | 73-64-72-72=281 | ¥2,800,000- |
6位 | 中村 通 | 70-70-74-69=283 | ¥2,050,000- |
6位 | Calvin Peete | 75-68-68-72=283 | ¥2,050,000- |
8位 | Graham Marsh | 72-68-75-69=284 | ¥1,625,000- |
8位 | 泉川ピート | 72-71-69-72=284 | ¥1,625,000- |
8位 | 山本 政彦 | 72-71-69-72=284 | ¥1,625,000- |
8位 | 森 憲二 | 70-73-67-74=284 | ¥1,625,000- |
12位 | 尾崎 直道 | 74-72-73-66=285 | ¥1,085,715- |
12位 | 尾崎 健夫 | 65-74-75-71=285 | ¥1,085,715- |
12位 | 村上 隆 | 69-72-73-71=285 | ¥1,085,715- |
12位 | 許 勝三 | 70-70-73-72=285 | ¥1,085,715- |
12位 | 内田 繁 | 68-72-73-72=285 | ¥1,085,715- |
12位 | 上原 宏一 | 67-72-72-74=285 | ¥1,085,715- |
12位 | 青木 功 | 69-69-71-76=285 | ¥1,085,715- |
19位 | 杉原 輝雄 | 73-74-69-70=286 | ¥731,250- |
19位 | 鷹巣 南雄 | 73-72-72-69=286 | ¥731,250- |
19位 | 呂 西釣 | 71-71-73-71=286 | ¥731,250- |
19位 | 陳 志忠 | 71-74-70-71=286 | ¥731,250- |
19位 | 井上 幸一 | 67-73-74-72=286 | ¥731,250- |
19位 | Scott Hoch | 67-74-72-73=286 | ¥731,250- |
19位 | Terry Gale | 71-72-69-74=286 | ¥731,250- |
19位 | 今井 将為 | 69-71-78-68=286 | ¥731,250- |
- ベストアマ 尾家清孝 297 63位
1R
初日首位に立った尾崎健夫
前年米ツアーの賞金王に輝いたクレイグ・スタドラーや連続優勝を狙うゲーリー・ホルバーグ、そしてマスターズから帰国してきた青木功に注目が集まった。初日は、穏やかな風で絶好のコンディション。いきなり5アンダー65で単独トップに立ったのは、尾崎健夫。1、2番でバーディを奪うと、3番から3連続1パット。18番で唯一ボギーを叩いたが、和合で初の快進撃を見せた。2打差の2位タイには、前年優勝のホルバーグら4人が並んだ。注目の青木は69で8位タイ。同じく米国帰りの中島常幸は、1、2番でバーディ、イーグルを奪いながら、その後3連続ボギーとするなど振るわず、71の25位タイ。スタドラーは63位タイと出遅れた。
2R
午前中から風が吹き荒れた2日目。前日6位タイの新井規矩雄が安定したプレーで、4バーディ、ノーボギーの66。通算6アンダーで単独トップに立った。この日ベストスコアの64を叩き出して前日の49位タイから一気に2位タイまで上がってきたのが倉本昌弘。10番で6メートルのバーディパットを決めると、11、12番でも約2メートル、15、16番でもバーディを奪いインだけで5バーディ。後半のアウトは1番でバーディ、7番ではこの日唯一のボギーを叩いたが、9番をバーディで締め、7バーディ、1ボギーで大躍進。スコット・シンプソンと並んで3打差の2位タイにつけた。2アンダーの4位タイには、ゲーリー・ホルバーグ、陳志明、青木功の3人。初日トップの尾崎健夫は、スコアを4つ落とし、1アンダー7位タイに後退した。
3R
プレーオフで敗れた新井規矩雄
朝から強風が吹き荒れ、アンダーパーはわずか5人に減った3日目。前日に安定したプレーでトップに立った新井規矩雄も、12番から3連続ボギーを叩くなど、インで大きくスコアを崩し失速。74で通算2アンダーとし、首位の座を明け渡した。代わってトップに立ったのは、堅実なプレーに定評があるスコット・シンプソン。3バーディ、3ボギーの70にまとめ、3アンダーで新井を1打リードした。前日、驚異的な追い上げを見せた倉本昌弘は、この日スコアを2つ落としたものの、1アンダーで首位と2打差の好位置をキープ。
4R
初の栄冠を手にした陳
首位スタートのスコット・シンプソンは、2番でバーディを奪い通算4アンダーと快調な出だし。だが、次第にスコアを落とし、インに入ると通算イーブンパーで4、5人が並ぶ混戦となった。ジリジリと追い上げを見せた森憲二は、12番で首位に並んだものの、その後が続かず後退。ゲーリー・ホルバーグは、16番で左バンカーから2回OBを叩き脱落した。結局通算イーブンで新井規矩雄、デビッド・イシイ、陳志明が並び、史上初の3人によるプレーオフへ突入した。明暗を分けたのは2ホール目の17番。イシイは左バンカーからボギーを叩き脱落。陳も同じ左のバンカーから3メートルにつけ、パーをセーブ。新井は右13メートルに乗せ、70センチまで寄せたが、それを外してしまい痛恨のボギー。この瞬間陳が、初の栄冠を手にした。注目の青木功は12位タイ、ホルバーグは29位タイでフィニッシュ。クレイグ・スタドラーは48位タイと見せ場を作れなかった。