ノーヒットありラン?
東京六大学リーグにて、
法政大学の三浦銀二投手が、”ノーヒットワンラン”を達成しました。
被安打0ながら、四球で出したランナーが内野ゴロの間に生還。
被安打0、失点1での完投勝利でした。
無安打無得点ならぬ、無安打有失点は、
96年の歴史がある東京六大学でも、史上3度目。
プロ野球でも、
これまでセリーグで1度、パリーグで1度、1リーグ時代に2度、
計4度しかない珍記録です。
セリーグでは、
1959年5月21日の阪神-巨人(甲子園)で、
阪神・村山実投手が記録しています。
5回、四球で出塁した長嶋と、
エラーで出塁した広岡が生還し、2失点。
村山は、9回を投げ、
被安打0、奪三振14、与四球2、失点2(自責0)という内容で、
完投勝利を収めました。スコアは3-2。
"ノーヒットツーラン"ですね。
パリーグでは、
1964年5月13日の南海-近鉄(大阪球場)で、
近鉄が、牧野伸投手、山本重政投手の2人によるリレーで記録。
先発の牧野は、5回まで無安打投球も、
6回1死から、広瀬、森下に連続四球を与えたところで降板。
代わった山本から、続く杉山が二ゴロ。
盗塁で三塁へ進んでいた広瀬が、生還しました。
その後山本は、ヒットを許さないまま最後まで投げ切り、
継投による"ノーヒットワンラン"を記録しました。
この試合が、
現在、プロ野球において最後の無安打有失点試合となっています。