今日のゴゴスマ中継は、山火事の現場からでした。
今日はゴゴスマの中継で
栃木県足利市の山火事現場に行きました。
中継ではお伝えできなかったことを
ブログに書きます。
山火事が発生して5日たっても
鎮火していません。
乾燥注意報が連日続いていること、
そして、
風が強い日があったこと。
こういった影響で
消火が進むどころか、
山火事の範囲は広くなっています。
自衛隊のヘリコプターや
栃木県の防災ヘリコプターなどが、
近くのダムや川などから水を汲んで、
上空から水を撒いて
消火活動に当たっています。
今日は
計8機のヘリコプターが
消火活動に当たっていました。
今朝になって、
火や白い煙というのが
麓の方にまで降りてきていて、
住民の方々の不安な声が聞かれました。
避難所の方のお話です。
現在、
周囲は避難勧告の地域が
広がってきている状況です。
山火事が起きている現場から
1キロぐらいのところにある小学校が、
避難所の一つでした。
昨晩、一夜を過ごしたのは、5世帯8人だった
とのことです。
8人の方は、
朝には避難所を後にしました。
日中は明るいので、
家に戻って様子を見に行く方などが居たそうです。
中には、
遠い親戚の方が迎えに来て親戚の家でこれから過ごす、
という方もいたそうです。
昼間に
避難をしている方はいませんでした。
避難所になっていた小学校は通常通り、
授業が行われていましたが、
煙が小学校に舞ってくるため、
『休み時間に外には出ないこと』
『窓は極力閉めること』
を徹底していました。
火や煙は、今日の朝にかけて
山頂付近から山の麓に降りてきたそうです。
山のすぐ麓でカフェを営んでいる方のお話です。
朝、お店に行くと
カフェの裏の山のすぐ近くまで火が来ていた
ということです。
お店まで火が襲って来ないように
水を定期的に巻いたり、
草木の延焼を防ぐため草を刈ったりする
などの対策を取っているようです。
夜は寝られない日々が続き、
夜中になっても
窓越しにずっと山を眺めて、
山火事の様子を確認していたということで、
山火事への不安が募っている様子でした。
また、山にお寺があるということですが、
お寺にある国宝などを、別の場所に移動させる対応も取っている
というお話も伺うことができました。
近くの住民の方々の声です。
山の近くの住民の方々は
「洗濯物を干せないから洗濯ができない。」
「空気が煙で充満していて換気ができない。」
など生活にかなり影響が出ています。
栃木県の足利市長は
「消化活動は2週間に及ぶかもしれない。」
と話していて、
引き続き消化活動が続けられています。
住民の方々の不安が早く取り除かれるように、
早く鎮火しますように。
そのように強く思います。