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光山雄一朗の気になったので聞いてみました~農業の現状②~

CBCアナウンサー光山が、世の中の気になったことを深堀りしてみるラジオのコーナー。
CBCラジオ「若狭敬一のスポ音」(土曜12:20~)内で放送中。

第6回は、『農業の現状』をお伝えします。

 

農業の現状を2つの方向から!

①農業全体のお話

②実際に最前線で働いている農家さんのお話

 

今日は、②実際に最前線で働いている農家さんのお話です!

 

 

 


愛知県は野菜の生産が多いです!

その中で、JAなごやさんにお話伺うと、

愛知県は、三つ葉が全国シェア2位

 

その三つ葉の農家さん、大きな影響を受けているということで、

三つ葉農家の方にお話伺いました。

 

名古屋市の岡田農園の岡田さんです!

水耕栽培を10年されています。

 

10年されていて、岡田さんは

「こんなに苦しいのは初めて」と今年の状況を見ていて、

見込みの数字としては、

年間の出荷量2,3割減

売り上げも年間ベースで1,2割減

ということでした。

 

ここから岡田さんからお聞きした話を基に・・・

【出荷量、どういうところが減った?】

【今の三つ葉の市場は?】

【食べて応援!オススメ!三つ葉の食べ方】

この3つのラインナップでお伝えします。

 

 

【出荷量、どういうところが減った?】

出荷量が2~3割減っているのはどういうところか?

◇学校給食 ◇温泉地への出荷

◇学校給食では・・・

学校休校となった春先。その期間、全く注文がなかった

春先というのは三つ葉の生育が非常に良いので、かなり収獲できた。

なのに、出荷先がこのような状態になるということで、

余ってしまったとのことです。

 

◇温泉地への出荷では・・・

北陸へ出荷ルートを持っていて、

北陸はたくさん温泉地があり、温泉宿があります。

温泉宿での料理で、三つ葉の需要がすごくあったそうです。

 

しかし今年は、コロナ禍で旅行客が減った。

温泉宿での料理で、お吸い物などに使う三つ葉の利用がガクンと減り、

売り上げも、そして、出荷も減った、とのことでした。

 

今挙げたようなことが

出荷量の2~3割減少、売り上げの1~2割減少につながっているとのことです。

 

余った量というのは、どうしていたのかを伺いますと、

近所の方に無償で提供したり、仕方なく廃棄したりという形をとっていた。

ということでした。

 

 

【今の三つ葉の市場は?】

いまは・・・

価格はずっと下がり続けていて、苦しい状況とのことです。

お正月というのは値段も上がってくる時期なのに、

GoToトラベルキャンペーンが停止するなどを受けての

買い渋りが起きているんじゃないか、とのことでした。

 

あまりにも市場において三つ葉があふれているそうで、

オーバーフローの状態で、値が付きにくい。

タダに近い価格で売られているということです。

 

岡田さんは

「今後、このような状況が続くようなら、

ネットを活用した販売の展開をしたり、

老人ホーム施設への提供などを考えたり、

これまでにない展開を考えていかないといけませんね。」

ということでした。

 

 

 

【食べて応援!オススメ!三つ葉の食べ方】

食べて応援することで、農家さんの助けになると思います。

オススメの三つ葉の食べ方を岡田さんに伺いました!

 

三つ葉鍋!…パクチーみたいに鍋にたっぷりと三つ葉を入れます!

わたくし、実際にやってみましたが、本当においしいです!

三つ葉の爽やかな香りがスッと鼻を抜けて、美味しくいただけました!

 

他にも、香りを楽しめるオススメの食べ方は・・・

三つ葉を刻んで入れた餃子!

を教えて頂きました!

ぜひ、試してみてください!

 

そして、こんな取り組みがあります!

農林水産省「元気いただきますプロジェクト」

出荷が停滞しているお肉や野菜などの

お取り寄せ通販や販売推進事業などをやるといった動があります!

 

我々は食べて応援をすることが、一番農家さんを助けることになる。

そういった形で支えていけたらなあと感じました!

 

お話を聞かせて頂いた岡田農園の岡田さん、

お忙しい中、ありがとうございました!

 

 

明日は、

『移動手段の変化はどうなったのか?

気になったので聞いてみました!』

をお伝えします!

 

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