光山雄一朗の気になったので聞いてみました~アクリル板を製造する会社の今~
CBCアナウンサー光山が、
世の中の気になったことを深堀りしてみるラジオのコーナー。
CBCラジオ「若狭敬一のスポ音」(土曜12:20~)内で放送中。
第3回は、アクリル板のアレコレ…気になったので聞いてみました!
ラジオでは喋り切れなかったことを、ブログに書きます。
アクリル板を製造加工する側
と
アクリル板を発注する側
に気になったので、聞いてみました!
まずは、製造会社から!
◎去年と比べて売り上げ、どうなった?
◎会社全体の売り上げはどうなった?!
◎発注ってどこから?!シチュエーションに合わせた発注も?!
をお伝えします!
今回は、アクリル板の製造もおこなっている
ナックケイエス株式会社さん(福井県にある道路反射鏡の製造・販売を行っている会社)、
カブトプラテク株式会社さん(茨城県にある樹脂の加工専門会社)、
タイヘイ化成株式会社さん(大阪府にある合成樹脂に関する受託製造会社)
にお話伺いました。
◎去年と比べて売り上げ、どうなった?
アクリル板の売り上げはとても伸びているのが現実!
前年と比べてどうなのか?…
前年と比べられないそうです。
その理由は
去年、そもそもこのようなアクリル板の製造を行っていなかったから!
今年から製造し始めたところばかりでした。
タイヘイ化成さんでは、
4月5月がピーク!
ひと月100件くらいの発注が来ていて、
今は、落ち着いているということです。
カブトプラテクさんでは、
4月くらいから需要がどんどん高まり、
7月8月に需要のピークを迎えたとのこと!
7,8月にピークが来た背景としては・・・
コロナが蔓延し始めたころというのは、天井からビニールシートを吊っての応急的な対応。
そこから、常設のアクリル板仕切りの需要が増えて、
ピークがココになったのではという分析!
また、自治体がコロナ対策として
消毒液やアクリル板仕切りなどへの補助金を出し始めた動きも相まってかもしれないとのこと!
◎会社全体の売り上げはどうなった?!
ズバリめちゃくちゃ企業は売り上げがグッと伸びているのか?
…NOなんです。
コロナの影響で、アクリル板とは別の、元々あった製造品などの需要がかなり減った。
そこを補う形がアクリル板需要だった。
全体で見ると、
プラスマイナスゼロくらいと答える会社や、
もしくは多少伸びているくらいと答える会社もありました。
アクリル板仕切りを作る業者というのは、
かなり色んな幅広い業者が参入しているそうで、競合他社はたくさんいるとのこと。
例えば、
看板屋さん、文房具メーカー、家具メーカーなどがある。
そして、カーブミラーを製造する会社もアクリル板の仕切りを作っています。
カーブミラーの鏡の部分は、アクリル鏡面。
だから、アクリル板を扱っていたので、
アクリル板仕切りを手掛けるようになったとのこと!
お話伺ったナックケイエス株式会社さんがこのカーブミラーを製造する会社です!
◎発注ってどこから?!シチュエーションに合わせた発注も?!
やはり、対面での仕事現場となる『郵便局』『銀行』『病院』『役所』
などからの発注が多いそう。
そして、保育園や小学校、葬祭センター、テレビ局からも!
基本的に発注は、
ネットで販売しているようなあらかじめ用意しているサイズより、特注が圧倒的に多い!
それぞれのシチュエーションに合う特注のアクリル板のオーダーが多いそうです。
注文を受ける際に、アクリル板を作る会社は、飛沫防止のための提案をするそうで・・・
例えば、
スーパーコンピューター富岳によるアクリル板の飛沫防止の分析結果などを見て、
アクリル板の高さなどの提案「あと10センチ高い方が効果がありますよ」といったことを、
お客さんに伝えるそうです!
シチュエーションに合ったアクリル板のオーダーとして病院からあるのは、
医者と患者さんの間に置くアクリル板仕切り!
普通の一枚板ではない…
その仕切りに手だけ出せる穴を開けてのアクリル板の注文が増えてきているそうです!
明日は、
発注する側のお話をブログでお伝えします!
CBCテレビの美術さんに聞いてみました!
◎アクリル板、どれくらいお金かかるの?
◎アクリル板発注したり、管理したりする上で大変なコトは?
◎【番外編】アクリルを使ったモノの究極とは?!