グローブを吊るす。
畑中ジム田中裕士選手が引退することになりました。
元WBC世界ユースバンタム級チャンピオンだった
畑中ボクシングジムの田中裕士選手が、
引退すると、連絡をくださいました。
先日の田中恒成チャンピオンの世界防衛戦の日に、同じリングで、中国の選手相手に、劣勢のままドロー。
らしさを魅せることはできませんでした。
思えば、裕士少年は、小学年2年生で畑中ジムに入門、
アマチュア亨栄高校時代は、インターハイや国体で活躍。
プロのホープとして、全日本新人王決勝の舞台へ。
そして、ユースのチャンピオンとしての防衛戦の実況ができたのは、ボクも幸せでした。
『高速のワンツー!』 と何度叫んだことか。
その時の写真、いつも撮り続けている奥地さんにいただき、掲載許可いただきました。
ただ、その後の後楽園ホール、2年続けて後楽園ホールに乗り込んで、日本バンタム級王座決定戦に挑むも、敗れた試合は、青コーナーそばで、涙しました。林翔太さんと一緒に。
ほぼアウェイの歓声の中、東区の実家の中華料理屋さんの仲間と共に、声を枯らしました。
あの時は、『ナゴヤのジムのランカーが、東京へ来るには、まだ早いよ。』
なんて言われて、ほんとに悔しかったです。
ただ、その後のケガから立ち上がる姿、尊敬です。
恒成世界チャンピオンがグングンメジャーになっても、裕士さんのボクシングを貫いてきた姿、尊敬です。
畑中ジム入門から20年。お疲れ様でした。
お店の 『ゆうゆうチャンピオンラーメン』 いと美味し。