【日めくりドラゴンズ】11月3日
2010年11月3日は・・・
「3-3、同点。第1球を投げました。
打ちました。センターに持っていった!
センター下がる、下がる、下がる!ジャンプ!捕れない!
破っていった!英智いまホームイン!4点目!
そして大島は三塁へ行く!ボールは中継まで。4-3!
やりました大島!センターオーバーのタイムリースリーベース!」
(高田アナ)
<日本S第4戦。執念の白星>
ロッテとの日本シリーズ。千葉マリンでの第4戦。
ナゴヤドームへ戻るためには、千葉で1勝が必要なドラゴンズ。
しかし3回、西岡のタイムリー二塁打で先制を許すと、
井口には2ランを浴び、3点のビハインドを背負います。
負けられないドラゴンズは4回、
和田のタイムリー二塁打と野本の犠飛で1点差。
5回には井端の併殺打の間に同点に追いつきます。
その後、試合は膠着状態に。
ドラゴンズは幾度となくピンチを背負いますが、
ネルソン-三瀬-河原-浅尾と繋いだリリーフ陣が凌ぎます。
9回ウラ、2死二塁で西岡の当たりはレフトポール際へ・・・
「3-3同点。9回ウラ、一打出ればサヨナラの場面。
1ストライクから第2球を投げました。
打ちました。レフトの左、襲っていく!打球は伸びる!
レフト和田、下がっていく!
フェンスに当たって、ファール、ファール、ファール!ファール!
あわやサヨナラかと、私も覚悟しましたがファール!!」(高田アナ)
サヨナラを覚悟しましたが、
わずか2メートルほど左に切れてファール。命拾いします。
最終的に、浅尾が西岡を三振に切って取り、ピンチを切り抜けます。
10回ウラもピンチ。今度は1死満塁。まさに絶体絶命。
マウンドには6番手の高橋。打席には福浦。
「2ストライク3ボール、フルカウント。
投球8球目。3-3同点、延長10回ウラ。
1アウト、ランナーフルベース。
バッター福浦に対して、ピッチャー高橋。
息を一つ吐きました。足を上げる。8球目、投げました!
低め、打ちました。
サードへのライナー!掴んだ!そしてダブルプレー!
サードライナー正面、三塁ランナー戻り得ず!
奇跡的なプレーです!サードライナー正面、3アウト!」(高田アナ)
打球はサード正面へ。
サードの堂上直がベースを踏みながら捕球し、
一瞬にしてダブルプレー。
またしてもツキはドラゴンズに味方しました。
すると11回表、
2死二塁から大島がセンターオーバーのタイムリー三塁打を放ち、
これが決勝点に。
4時間41分に及ぶ激戦を制し、対戦成績は2勝2敗。
ナゴヤへ帰る権利を手にしました。
(敬称略)
2010年11月3日 日本シリーズ第4戦
中 日 000 210 000 01=4
ロッテ 003 000 000 00=3
(勝)高橋 (セ)岩瀬 (敗)伊藤
本塁打・・・井口2号
この試合のラジオ中継は、
解説・高木守道さん、実況・高田寛之アナウンサー
でした。