【日めくりドラゴンズ】10月10日
2006年10月10日は・・・
「2年ぶり7回目の歓喜の瞬間が近づいています。
10月10日。いよいよドラゴンズ、優勝の瞬間。
9-3、ドラゴンズリード。
ボール1、投球2球目を投げました。
打ちました、詰まったショートへのゴロ。
ショートボールを捕った!そして自分でベースを踏んだ!
試合終了!ドラゴンズ優勝!
ドラゴンズ、2年ぶり7回目のセリーグ制覇!」(高田アナ)
<落合監督涙。2年ぶりV>
8月に点灯したマジック。
9月にタイガースの猛烈な追い上げに遭いながらも、
10月に入り、いよいよ1。
優勝まであと1つのところまでやってきました。
東京ドームでのジャイアンツ戦がその舞台に。
目の前で胴上げはさせまいと、王者の意地を見せるジャイアンツ。
試合は延長戦にもつれこみました。
延長12回。
谷繁、荒木、井端の三本のヒットで満塁のチャンスをつくると、
打席には福留。
「延長12回の表。両チームとも必死。
最後の攻撃でドラゴンズが、
きょう胴上げに向けての最後のチャンスをつくっている。
1ストライク1ボール、投球次が3球目。
高橋、サイン決まりました、ボールをセット。
1ストライク1ボール、福留に第3球を投げました。
打った!ピッチャーライナー、抜けた!センターに転がる!
三塁ランナー勝ち越しのホームイン!4-3!
福留ガッツポーズ!福留、勝ち越しタイムリー!
優勝が近づいた!」
センター前へのタイムリーでついに勝ち越します。
なおも満塁で四番・ウッズ。
「第5球を投げました。
打ちました、レフトへ上がった!大きな当たり!
見上げる!ボールは、スタンドに入った!
優勝を決める、タイロン・ウッズ47号満塁アーチ!」
優勝を決定づける満塁ホームランは、
東京ドームを歓喜の渦に巻き込みました。
そして、普段決して表情を出さない落合監督の目にも涙が。
「優勝を確信したみんながウッズをお出迎え。やはり四番はこの男!
落合監督がタオルで顔を拭いた。
その目にはおそらく涙が浮かんでいると思われます。
ウッズと抱き合って、喜びを分かち合いました落合監督。
目頭がちょっと潤んでいるようにも見えます。
そしてタイムリーの福留と握手。落合監督泣いています!」
12回ウラ、マウンドには2イニング目の岩瀬。
「栄光の優勝の瞬間迎える9人のメンバーは、
ピッチャーが岩瀬、キャッチャー・谷繁、
ファースト・渡邉、セカンド・荒木、サードはベテラン・奈良原
ショートがチームリーダー・井端、
外野はレフトが森野、センター・英智、ライトが福留」(高田アナ)
最後の打者・木村拓をショートゴロに打ち取り、ゲームセット。
歴史に残る劇的な優勝決定試合となりました。
(敬称略)
2006年10月10日
中日 000 300 000 006=9
巨人 000 100 200 000=3
(勝)岩瀬 (敗)高橋尚
本塁打・・・T.ウッズ46号・47号、
二岡25号、高橋由15号、小久保19号
この試合のラジオ中継は、
解説・小松辰雄さん、実況・高田寛之アナウンサー
でした。