【日めくりドラゴンズ】10月4日
2006年10月4日は・・・
「ノースリーから投球4球目。高橋、投げました。
打ちました!ライトへ上がった!右中間上がっていく!
ライト下がる、ライト下がる、落ちた!ヒットになった!
二塁ランナーがサヨナラのホームを踏んだ!
立浪、サヨナラヒット!3-2!サヨナラ勝ち!」(高田アナ)
<立浪、サヨナラヒット。涙のお立ち台>
逃げる首位・ドラゴンズと、
驚異的なペースで追い上げるタイガースの優勝争いも佳境に。
ドラゴンズは初回、
ウッズのタイムリーで先制すると、
3回にもウッズがタイムリー二塁打を放ち、
試合の主導権を握ります。
先発・中田は、カープ打線を7回まで無失点に抑える好投。
しかし8回、新井の内野ゴロの間に1点を失うと、
前田にはライトスタンドに運ばれ、
同点に追いつかれてしまいます。
ここで流れを呼び込んだのは、2番手の岡本。
直前にお父さんを亡くされ、袖に喪章をつけての登板となりました。
「マウンド上の岡本。プライベートな話ですが、
お父さんがお亡くなりになりまして、きょう実は岡本、
左の肩口のところに喪章をつけてプレーしています。
その岡本が9回の表のマウンド。」(高田アナ)
先頭・石原をライトフライに打ち取ると、
続く松本は見逃し三振で2アウト。
井生に対してはフルカウントからの8球目・・・
「投球次が8球目。岡本、ここは我慢比べ。
第8球を投げました。
真ん中、ストライク!低めに決まりました!
見逃し三振、3アウト!見事なリリーフ、岡本!
ライトフライが1つと、三振が2つ!
すばらしいピッチングを見せました!」(高田アナ)
完璧なピッチングで、流れを引き寄せます。
9回ウラ、先頭・井上のヒットを足がかりに、
1死一、二塁とすると、
代打・立浪が右中間を破るサヨナラタイムリーを放ち、
劇的なサヨナラ勝ち。
お立ち台に上がった立浪は涙を見せ、
ファンに優勝を誓いました。
(敬称略)
2006年10月4日
広島 000 000 020 =2
中日 101 000 001x =3
(勝)岡本 (敗)梅津
本塁打・・・前田21号
この試合のラジオ中継は、
解説・木俣達彦さん、実況・高田寛之アナウンサー
でした。