【日めくりドラゴンズ】9月7日
2005年9月7日は・・・
「打ち上げた。高く上がった。レフトが追う。レフトが追う。
井上が追いかける。フェンスの前、構えているか・・・?
入った!入った!入りました!
中村豊、レフトポール際、なんとなんと今シーズン第1号のHR!
中村の意地の一振り!レフトスタンドに飛び込んだ!
勝ち越しのホームラン、4-3!」(水分アナ)
<両者譲らぬ死闘>
阪神と中日が激しい首位争いを繰り広げるセ・リーグ。
3ゲーム差で迎えた直接対決の初戦は中日が勝ち、
ゲーム差は2。
翌7日は5時間を超える死闘となりました。
1-2と阪神1点リードの9回。
満塁のピンチで救援した岩瀬が、
代打・関本にタイムリーを許し、リードを2点に広げられます。
「ライト前に抜けて行った。ヒットになった。
サードランナーホームイン!セカンドランナーも
三塁を回ってホームに帰ってきたが、タッチ・・・アウト!!
中村はタッチアウト!3アウトになりました。
中村、猛抗議!コーチ陣も審判に詰め寄っている!」
しかし、ホームを狙った二塁走者の中村豊は、
際どいタイミングながら本塁タッチアウト。
これで流れが変わったか、そのウラ、
中日は、4番手・久保田から、
アレックス・森野の連打で二・三塁。
続く谷繁の打球はセカンドゴロ、アレックスがホームへ突っ込みます。
「打ちました。詰まっている。セカンドゴロになる。
サードランナー、スタート遅れた。
バックホーム、ボールが返ってきた。
滑り込んだ、タッチはセーフだ!セーフ!セーフ!
アレックス、ホームイン!矢野、怒った!!ベンチから出てきた!」
際どいタイミングでしたが、判定はセーフ。
これに納得がいかない阪神ベンチは、
ナインを引き上げさせこれに猛抗議。
試合は18分間中断します。
再開した直後、井上の犠飛で同点。
さらに1死満塁とサヨナラのチャンスをつくりますが、
久保田の前に渡辺、ウッズが連続三振に倒れ、
同点のまま延長戦に入ります。
11回。5時間に及ぶ死闘の決着は伏兵の一発でした。
6番手・平井が、中村豊に3年ぶりとなるHRを浴びこれが決勝点。
天王山の一戦を落としたドラゴンズはここから4連敗。
1つ勝ちを挟んで、また4連敗と、
坂道を転がり落ちるように負け続け、連覇の夢は絶たれました。
(敬称略)
2005年9月7日
阪神 000 100 011 01=4
中日 000 000 102 00=3
(勝)久保田 (敗)平井
本塁打・・・金本33号、中村豊1号
この試合のラジオ中継は、
解説・木俣達彦さん、実況・水分貴雅アナウンサー
でした。