【日めくりドラゴンズ】8月29日
2017年8月29日は・・・
「打ちました。一・二塁間破った!ライト前のヒット!
荒木、三塁をまわる!ボールが返ってくる!
さぁどうか、滑り込んで。タッチは・・・セーフ!」(高田アナ)
<空飛ぶ荒木。激走ホームイン。>
ナゴヤドームでのベイスターズ戦。
初回、宮崎の満塁ホームランで4点のビハインドを背負うも、
中継ぎ陣の踏ん張りもあり、じわじわと追い上げます。
1点ビハインドの8回。
左腕・エスコバーから1死三塁のチャンスをつくると、
この日2安打の高橋に代えて、荒木が代打に送られます。
3球目を捉えると、詰まりながらもレフト前に落として同点。
さらに荒木はバントで二塁へ進み、
2死一・二塁から京田の当たりはライト前へ。
前進守備のライト・梶谷が捕球したとき、荒木はまだ三塁手前。
しかしコーチの腕はグルグル回ります。
三塁を回って加速した荒木は、
ホームベース手前で、宙を舞いながら頭から突っ込み、
タッチをかわしながら片手でホームベースに触れ、生還!
「いやぁ今の荒木のスライディング。」(高田アナ)
「飛んでますね。」(小松さん)
「飛んで、外から回り込んで、手だけタッチ。」(高田アナ)
「あれは荒木ならではのスライディングですよ。」(小松さん)
黄金時代をほうふつとさせる走塁で、勝利をもぎ取りました。
(敬称略)
入社1年目の私は、ナゴヤドームで実況練習をしていました。
三塁を回ってホームに向かう荒木選手の姿は、
2011年のあのシーンと重なり、
必ずセーフになるという確信がありました。
かつての強かったドラゴンズを思い出し、
涙がこぼれた方もいたのではないでしょうか。
2017年8月29日
DeNA 420 000 000 =6
中 日 300 200 020 =7
(勝)又吉 (セ)田島 (敗)エスコバー
本塁打・・・宮崎11号、ゲレーロ32号