【日めくりドラゴンズ】7月11日
2010年7月11日は・・・
「2エンド1から、さぁ投球4球目。第4球を投げました。
打ちました、バットが折れた。平凡なサードへのファールフライだ。
ウイニングボールが落ちてきた。捕った。
試合終了です。ドラゴンズ4年ぶりに、
ジャイアンツを相手に三連戦三連勝です!」(久野アナ)
<4年ぶり、巨人に三連勝!>
ドラゴンズは、
7.5差で追う首位・ジャイアンツを本拠地に迎え、
初戦、二戦目と連勝し5.5差。
三連勝を決めれば、
ゲーム差は一気に4.5に縮まります。
必勝を期すドラゴンズは、
チェンを中4日で先発マウンドに。
疲労が心配されたチェンですが、
「直球ストライク!147キロストレート。
ズバッとインサイドに決まって見送りの三振!」
「第4球を投げた。空振りの三振。2アウトです。」
初回、一・二番を連続三振に取り、不安を一掃。
その裏、ドラゴンズは、
1死三塁から三番・森野。
「森野に対して、第一球を投げました。
直球合わせました、これはちょっと詰まっているが、
サードの後方、レフトが前進、前進、あーっと捕れない。
後ろに逸らしている、サードランナーゆっくりとホームイン。」
レフト前に落とし、まず先制すると、
続く四番・和田も、
「さぁ、和田のまた初球打ちが見られるのでしょうか。
セットポジションから、第一球を投げた。
初球打ちだ、ショートの頭の上、抜けた。センター前のヒット!
森野が三塁を回って、楽々ホームイン!2点目!」
詰まりながらもセンターの前に落として、2点目。
さらに、打席には五番・ブランコ。
「これも初球打ちだ!まったく外野手動かない!
レフトスタンド!第20号2ラン!」
またも初球をとらえると、弾丸ライナーが左中間スタンドへ。
2ランホームランで4-0。
電光石火の攻撃で4点を先制し、チェンを援護します。
チェンは4回、二本のHRで1点差に詰め寄られますが、
そのウラ、試合後のヒーローインタビューで「ド完璧でした」と振り返る
荒木のソロで、5-3と引き離します。
6回以降は小刻みな継投で逃げ切り、ドラゴンズは三連勝。
ゲーム差を4.5に縮め、5割付近をうろついていたチームも、
この三連戦を境に、安定した貯金生活に入りました。
(敬称略)
4年ぶりのリーグ優勝を果たしたシーズンにおいて、
ターニングポイントといえる三連戦だったのではないでしょうか。
期末テストの最中だった高校二年生の榊原少年は、
「デーゲームだから、帰ってから勉強できる」
などと言ってナゴヤドームへ観戦に。
結果的に翌日の古典のテストを犠牲にすることになりましたが、
この試合を観られた代償としては、ごく小さなものでした(?)
2010年7月11日
巨人 000 300 000 =3
中日 400 100 000 =5
(勝)チェン (セ)岩瀬 (敗)オビスポ
本塁打・・・ブランコ20号、荒木2号
ラミレス29号、阿部29号
この試合のラジオ中継は、
解説・山田久志さん、実況・久野誠アナウンサー
でした。