CBC | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

  • YouTube[CBC公式チャンネル]
突然のはじまり、忘れかけてたトキメキ、本当の幸せ…あなたにとって大切なものって何ですか?


 
 
 
今作品は平成17年度文化庁芸術祭参加作品ということもあり、会場には50人を超える報道陣が集まり山田太一スペシャル2005「いくつかの夜」への期待の高さがうかがわれました。
まずその日出来上がったばかりの本編試写。緒形さん演じる恒平のセリフに自身を投影してか多数の男性記者がうなずいていました。緒形さんと鶴田真由さんの会話のやりとりではくすくすと笑い声も漏れる和やかな雰囲気の試写会場でした。
その後の記者会見は、緒形拳さん、鶴田真由さん、内田朝陽さん出演者3人に加え、脚本家の山田太一先生と演出の山本恵三ら合計5人が出席、各々が「いくつかの夜」への思い、意気込みなどを語ってくれました。
 
緒形 拳さん
 
名古屋は美味しいものもあるので楽しみに撮影へ向かいましたが、ゆっくり名古屋を楽しみながら演じようと思うなんてのはやっぱり浅はかな考えで・・・。山田太一先生の脚本っていうのは、それにどっぷりと浸りきらなければどうしようもない話で、共演した鶴田さんや内田さんとも勿論、メシを食ったことないし話したことがない位自分のことで精一杯な撮影期間でした。5日間ほど、山田太一一色でした。
 
 
鶴田 真由さん
 
山田太一先生の脚本は本当に素晴らしいですね。脚本を読んでいると色んなイメージが湧いてきて「あっ、きっとこういう人なんじゃないか」とか「2人の関係はこうやって結びついていったんじゃないか」とか思いが一杯膨らみました。
自分が実際に百合を演じると、そのイメージについていけなくて・・・。その日ホテルに戻ってから「あー、今日のシーンああすればよかった。こうすればよかった」とこんなに思ったことは久しぶりでした。しかも相手がずっとファンだった緒形拳さんで、本当に楽しくも苦しい、でもやっぱり楽しい撮影でした。
 
内田 朝陽さん
 
始めに台本を受け取ったとき、凄い不思議な台本だと思いました。どういう風に取り組んだらいいのかなと撮影が始まるのが正直怖かったですね。
僕は食べるのが大好きで、名古屋に美味しいものがたくさんあると思い楽しみに行きましたが、撮影初日は緒形拳さんとワンシーンとても長いセリフかつ、感情を表現するのが難しいシーンから始まったので食べ物を楽しむどころではなかったです。そのシーンを撮り終えた後食べた手羽先は本当においしかった!
僕にとっては見慣れない雰囲気の作品、退屈せず見られる奥の深いドラマに緒形さんと鶴田さんと一緒に出演させていただいけてとても嬉しく思っています。
 
山田 太一先生
 
今回のお話をいただいて、まず緒形拳さんと鶴田真由さんをキャスティングして欲しいとお願いしました。
その時はまだストーリーも考えていませんでしたが、2人と仕事をしたいという気持ちが強くあったので、まず2人(緒形&鶴田)を決めさせていただきました。
それからストーリーを考えて、青年役の候補をたくさんあげてもらい、その中でいろいろなものを参考にして内田朝陽さんといういい青年と出会いました。
そこでこの3人にギュッと絞り込んだ作品を書こうと思いました。
出来上がったドラマを拝見して緒形さん、鶴田さん、内田さん3人がよく応えてくれたので大変嬉しいですね。
派手な企画ばかりが通るようなテレビドラマの世界で、僕はちっとも地味だとは思わないですが、地味と言えば地味な人間の根底にある思いに関する作品・・・とてもいいドラマになったと思っています。今までの3作の中で一番いい出来だと思っています。是非ご覧下さい。
 
山本 恵三
 
山田太一先生の作品は個人的に3作目になるが、最初に山田先生にドラマの話をしてから1作目が3年、次が2年、それでまた3年。やっとここまでたどり着いて3作完成することができました。
山田先生の脚本はワンシーンが8ページとか10ページだとかがたくさんあり役者さんは結構大変だと思いますが、みなさんセリフ覚えも完璧で撮影も快調でした。どんな作品に仕上がったかは、15日(土)午後2時からTBS・CBC系列のテレビでご確認下さい。
 
▲ページの先頭へ
 
制作発表 いくつかの夜

キャスト
スタッフ
あらすじ
ギャラリー
制作発表
トップへ