番組審議会

第720回CBCテレビ番組審議会

開催日 2026年7月10日(金)
開催場所 CBCテレビ役員会議室
出席委員
(敬称略)
岩永てるみ、奥山景布子、澤晴菜、島田佳幸、
杉山直、髙橋智、髙山樹里、林友加
書面参加
(敬称略)
永井淳、二之夕裕美
放送事業者側出席 杉浦会長、松波社長、礒貝取締役、
藤村メディアデザイン局長、稲垣編成部長
議題 1. TBSテレビの全国ネット番組及び、
 メディア全般についてのご意見ご要望

議事の概要・審議内容

《審議委員の主なご意見》

<ニュースについて>

  • 『報道特集』について。他番組でネット記事を流用するケースが散見される中、体を使った取材をしているところが素晴らしい
  • とくに災害報道では、状況の悪い映像ばかりを繰り返し見せるのではなく、治まった様子もしっかり見せて、“安心させること”がメディアの仕事だと思う

<情報番組について>

  • 情報系番組は、局の違いがない。何で差別化するかをもっと詰めるべきではないか。結局キャスターに頼ると、番組企画のおもしろさが伝わらない
  • 『THE TIME,』のシマエナガ体操は、あの時間でよいのかどうか?
  • 『ひるおび』(6/24放送)サッカーW杯、日本戦直前に注目選手を紹介していたが、なぜ不同意性交容疑で逮捕された選手をわざわざ取り上げたのか、理解できない。後に不起訴になってはいるが、社会的にはさまざまな受け止めがあることに配慮すべきではないか
  • 『世界遺産』は映像が本当に素晴らしい。自分は絵を描くので、スケッチの行先の参考にもしている
  • 『世界遺産』は情報と言うより教養、教育に近いと思う。番組開始当初の思いもずっと引き継がれている。長く続けてほしい
  • 日曜朝は『サンデーモーニング』『サンデー・ジャポン』『サンデーQ』と異なるテイストの番組が続くのでおもしろいと感じる
  • 以下『サンデーモーニング』
  • “老舗”のような大人っぽさがあって、落ち着いて見られる
  • 世間の問題をいろいろ取り上げているので、コメンテーターができるだけ多くの視点で偏らずにコメントしてくれると、視聴者が勉強できて良いと思う
  • 日曜朝を代表するブランド番組ではあるが、固定の視聴者頼みで、新規の若い世代に拡がっていない点が懸念される。次世代へ向けた知的情報番組へのアップグレードを図ってほしい
  • 若く、ユニークなコメンテーターも起用されているので、そこに新たな視聴者がついてくることに期待する
  • 同じ時間帯の裏番組との視聴者の取り合い、あるいはネットコンテンツなど選択肢の多様化もある。その中で選ばれるにはどうすればいいか対策はあるのか
  • 若い世代に、日曜朝に見ろと言っても現実的に難しいのではないか。年配層が見ているのであれば、まずはそのメインターゲットこそ大事にするべきだと思う
  • 以上

<ドラマについて>

  • 日曜劇場は、どの作品にも「芯、真、心」がある。スポーツを題材にしたものも多く、選手以外の主人公の生き様が面白いし、主題歌の選定が秀逸だと思う
  • 以下、日曜劇場『GIFT』について
  • 訴えるものが少し弱かった。展開に奇想天外さがなく、見ていて飽きてしまった
  • 出演俳優も一流で、ストーリーの導入はよかったが、全体的にもの足りない印象。テーマの中に、家族や仕事などさまざまな問題を詰め込み過ぎた感じだった
  • 車椅子ラグビーという野心的なテーマにした決断が素晴らしい。ただ内容は、マンガのような感じでリアルさに欠けた。脚本の段階から、しっかりとリアリティのあるドラマを作ってほしい
  • 以上

  • 火曜ドラマ『時すでにおスシ!?』について。火曜枠はいつも楽しみにしている。ストーリーの中で描かれていた、違う世代の人たちの交流がとても面白かった
  • 金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』は、地上波に珍しい感じのミステリーで興味深かったが、ラストは濁された終わり方で不満が残った

<バラエティー・その他について>

  • 『A-Studio+』以前に番組ゲストの友人として取材を受けたことがある。笑福亭鶴瓶氏のインタビューにとてもうまくのせられたことを思い出す
  • 『がっちりマンデー‼』は、MCのバランスもいいが、日本には国の力がまだまだあるのだなと勇気づけられる番組
  • 『テレビミセス』について。とにかく売れっ子をメインに据えた、という番組で、あまりにも考えが無くあざとい。もっとアイデアを使った企画力の高い番組作りに期待したい
  • 『マツコの知らない世界』は、一般人を出演させる難しさはあるが、それが番組の独自性を生んでいる。コンプライアンスには万全の注意を払ってほしい
  • 『マツコの知らない世界』は、自分の興味がなかった世界も知ることができる番組。幅広いテーマで、素人を相手に番組をまわしていかなければいけないMCの難度の高さに、ギャランティが気になっている
  • 『ラヴィット!』について。朝のバラエティーは、他局と差別化できていると思う。一方、生放送なので、万が一の災害時は、出演タレントも一緒に視聴者に「落ち着いて」と呼びかけるなどすれば、信頼される番組になるのではないか
  • 『水曜日のダウンタウン』毎回ネタが素晴らしいと思う。“くだらないこと"にお金をかけていて、企画を重視しているのだろうと感心する
  • 『A-Studio+』と『人生最高レストラン』は、TBS番組の中でも秀逸な企画番組。MCのキャラクターの良さもあるが、ゲストの周辺をよく取材していて素晴らしい
  • 『せっかくグルメ』は、バナナマンやサンドウイッチらの芸やギャグの押し売りもなく心地いい番組。出演者たちが楽しんでいる番組とは違う
  • お笑いバラエティーは局の差がない。ドッキリ系も、否定・肯定するものではなく、人を傷つけない限り面白さ優先でやればいいと思う
  • 最近のバラエティーでは、芸能人やアイドルの多才ぶりに驚かされる。新たな才能を発掘する番組、としてなくてはならないものになったと感じる
  • バラエティー番組は全体的に出演者が多すぎる。まったく言葉を発していない人がいることもある。その点、『ララLIFE』『A-Studio+』は出演者もミニマムで落ちていていて見やすい

<メディア全般について>

  • テレビを見る機会が減っている。好きな時に見るというライフスタイルになっているため、テレビ番組のアーカイブ機能のさらなる充実に期待したい
  • テレビ番組は、何かのメッセージ性がないと見ようと思わない。事前のお知らせによって興味を持ってもらうことがとても大事だと思う

《放送事業者側の主な回答》

  • 核心を突いたご意見などをいただいた。キー局・ローカル局ともに共通の課題もあるので、しっかり考えたい

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