株式会社CBCテレビ
番組審議会
第708回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2025年5月16日(金) |
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開催場所 | CBCテレビ役員会議室 |
出席委員 (敬称略) |
いとう菜のは、奥山景布子、小倉敏秀、 杉山直、戸苅創、二之夕裕美、森朝奈、 盛田淳夫 |
書面参加 (敬称略) |
島田佳幸 |
欠席委員 (敬称略) |
髙橋智 |
放送事業者側出席 | 杉浦会長、松波社長、水谷取締役、 村瀬報道部長、伊奈プロデューサー、 中野総合編成局長 |
議題 | 1. 番組審議 『newsX(ニュースクロス)』 |
1. 番組審議 『newsX』4/17放送分
放送日時 | 2025年4月17日(金)18:15~19:00放送分 |
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放送エリア | CBCローカル |
スタッフ | 番組プロデューサー 伊奈真樹子 (報道部) ※報道部・情報制作部・スポーツ部の3部共同制作 |
出演 | 若狭敬一(CBCアナウンサー) メインキャスター 柳沢彩美・古川枝里子(CBCアナウンサー) キャスター 他 |
《編成意図》
その日、東海地方で起きたニュースを、ローカル局が真正面から全力で取材してしっかり視聴者に届ける。ローカル局としての原点に今一度立ち返る番組が、情報があふれかえる今だからこそ必要だと考え、『newsX』を立ち上げました。確固たる「報道ブランド」の確立を目指すのが番組を編成した狙いです。
《概要》
キャッチコピーは「今日にこだわり、深く迫る」。『newsX』は、ニュースに特化した新番組として、今年4月からスタートしました。番組の目玉は、冒頭で展開する深掘りニュース。今日、起こったこと、分かったことの「なぜ?」を、VTRだけでなく、現場からの生中継、専門家の生解説、スタジオでのモニター解説などを交えて、分かりやすく伝え、生放送だからこそできることにこだわって伝えています。
《審議委員の主なご意見》
- 『newsX』というタイトルロゴやカラーも非常にスマートで、新番組への気概を感じる。タイトルコールのジングルをもっと露出させて、定着を図るとよいのではないか
- ちょうど帰宅してテレビをつける時間帯に、一日の地元のニュースがわかる、良い番組になると思う
- 街頭インタビューが多用されているのは、地元のニュースなんだと親近感がわく
- 番組HPの一番上に“スクープ投稿”のフォームがあるのが良い。こういう仕組みでも視聴者との距離を縮めてほしい
- 特集では、いち早く現場へ行く取材力を感じた。報道番組として、重要な役割を果たしている
- 事件を伝えるニュースのBGMは、必要以上に不安を煽るようで良くなかった
- ニュースに特化した番組の印象は薄く、もっと開き直って「硬さ」を売りにしていくとよいのではないか
- 話題を取り上げる際には、多面的な取材をすることで、より幅広い層から共感を得られると思う
- 視聴者ターゲットは、意外に、絞り込んでエッジの立った番組作りをした方が、結果的に狙った層以外の人に響くということもある
- 全般的に言えるが、子育て応援のイメージが強すぎると、いわゆる“子持ち様vs子なし貴族"という不毛な対立軸を産んでしまう可能性があることを、マスコミも心に留めておくべき
- 特集を見て、「じゃあどうすればいいの?」と感じてしまった。何かを提案できるところまで踏み込めると面白いのではないか
- メインに男性、脇に若い女性、解説で登場するのも男性、という構図が残念。女性が活躍している様子を、この看板番組で見たい
- ニュース番組でどう差別化を図るか、キャスターをうまく演出して浮き立たせることも必要。地元に愛されるキャラクター作りに期待したい
《放送事業者側の主な回答》
- キャッチコピーでうたっているようにはまだ「深くない、迫り切れていない」部分があり、どんどん改善していきたい
- 今回のメインMCは男性だが、性別は意識せず実力主義で起用していきたい
- 課題である、幅広い層への訴求について、いろいろなアイデアをいただけたので、活かしていきたい