株式会社CBCテレビ
番組審議会
第704回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2024年12月13日(金) |
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開催場所 | 名古屋観光ホテル |
出席委員 (敬称略) |
池田直樹、いとう菜のは、小倉敏秀、 久保南海子、柴野理奈子、島田佳幸、戸苅創、 中北馨介、盛田淳夫 |
書面参加 (敬称略) |
森朝奈 |
放送事業者側出席 | 杉浦会長、松波社長、水谷取締役、 稲垣東京コンテンツ戦略部長、 柴田プロデューサー、小森編成部長 |
議題 | 1. 番組審議 『サンドウィッチマンと最高のシメ ~人生最後に何をする』10/5放送 2. 年末年始特別編成説明 |
1. 番組審議 『サンドウィッチマンと最高のシメ』
放送日時 | 2024年10月5日15:30~16:54 全国28局ネット |
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スタッフ | プロデューサー 贄康平 (東京支社 コンテンツ戦略部) 柴田知宏 (東京支社 コンテンツ戦略部) |
出演 | MC サンドウィッチマン (伊達みきお・富澤たけし) |
《編成意図》
昨年、本枠で放送し多くの視聴者の共感を得ることができた『サンドウィッチマンの 今日、けじめま SHOW』をさらに進化させました。進化のポイントは2つあり、1つ目は、テーマを「人生最後に誰に何を伝えたいか?」から「人生最後に誰と一緒に何をしたいか?」へ変更することで、より多様な願いを取り上げられるようにしました。2つ目は、取材対象を、芸能人だけではなく市井の方まで広げることで、より視聴者が自分事に感じていただけることを目指しました。
《番組内容》
「今日が人生最後の日」だと伝えたら、いつ?誰と?何を?どうして?過ごすと答えるのでしょう…この番組は誰しもが一度は考えたことのある「人生最後の日」にスポットをあて、その中から紡ぎ出された3つのストーリーをサポートし見守った番組です。
実際にはあり得ない「もしも」を大真面目に考え、そしてテレビを通して伝えることで、視聴者に家族や友人・身近な人たちとの関係のありがたさを考えてもらいたいという狙いで制作にあたりました。
《審議委員の主なご意見》
- 「人生最後に…」というテーマは重いが、娯楽バラエティーとしては楽しめる内容
- 「人生最後に何をしたいか」いう番組趣旨はおもしろいが、実際に番組が叶えてしまうと「今、何をしたいか」になってしまわないか。コンセプトに違和感があった
- 「人生最後の日」がテーマなのに、あえて一番に若いアイドルのあたたかいエピソードをもってくるのがよかった
- サンドウィッチマンがハートウォーミングなタレントである印象が強く、彼らがMCというだけで楽しみになる
- 番組の構成、展開が上手いなと感じた。MCのサンドウィッチマンの2人が全体的に良いバランサーとなっていた
- 軽めのほのぼのしたエピソードから、どっしりしたエピソードへと、見応えのある番組だった
- 最初のエピソードで出た「名もなき料理」は、どの家庭にも必ずあり、ストーリーがある。「名もなき料理」だけで番組を作ってもよいのでは!
- 残念だったのは、取材対象者の衣装についてブランド名を連呼し、からかっているように見えたこと。要らぬその一言をわざわざ切り取って放送するスタッフにがっかりした
- なすなかにしの2人がいい曲を作ったが、番組で「曲は本日から配信」と紹介されたのは、宣伝のように感じてしまった
- 一般人と紹介された人が、事務所所属のタレントだった。“街頭インタビューで見つけたタレント”と素直に紹介した方がよかったのではないか
- スタジオのゲストは必要だったのか?せっかく出演させるならゲストとしてもう少しコメントしてもらいたかった
- 一般の人への街頭インタビューがあったことで、ほっこりしたり共感もできて、全体的にとてもおもしろくなった
- 見守ってくれる家族やパートナーがいることの幸せを、改めて思い出させてくれる良い番組だった
- 殺伐とした番組が増えている中で、バラエティー番組として休日に気楽に見るには心温まる番組。ぜひ続けてほしい
- 「自分なら…」と話題にしやすいテーマで、誰と見ても楽しめる、継続的に放送してほしい面白い番組だった
《放送事業者側の主な回答》
- 一般女性として紹介したタレントについて多くの指摘を受けたが、本当に街頭インタビューで見つけた方で、いいエピソードだったので取材させていただいた。紹介の仕方はスタッフで議論した結果あのような形にしたが、難しかった
- 審議していただくときはいつも、自分の意図したものが伝わった喜びと、伝わらなかった悔しさを感じながら、貴重なご意見を伺っている。家に帰って反芻して、また次の番組作りに活かしたい
2. 年末年始特別編成の説明
番組編成担当が説明し、了承を得た。p>