株式会社CBCテレビ
番組審議会
第688回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2023年5月12日(金) |
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出席委員 (敬称略) |
池田直樹、久保南海子、柴野理奈子、戸苅創、 中北馨介、山下陽子 |
書面参加 (敬称略) |
大谷恭代、島田佳幸 |
欠席委員 (敬称略) |
梅村清英、大須賀彩 |
議題 | 1. 番組審議『チャント!』 |
1. 番組審議『チャント!』(5時台)
放送日時 | 2023年4月5日(水)15:49~17:50放送分 |
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放送エリア | CBCローカル |
スタッフ | 番組プロデューサー 磯部 隆(情報制作部) 報道編集長 近藤健太(報道部) ※報道部・情報制作部・スポーツ部の3部共同制作 |
出演 | 夏目みな美(CBCアナウンサー)*メインキャスター 柳沢彩美(CBCアナウンサー) 山内彩加(CBCアナウンサー) 大石邦彦(CBCアナウンサー)*アンカーマン 永岡 歩(CBCアナウンサー)*中継リポーター 斉藤初音(CBCアナウンサー)*中継リポーター 桜沢信司(気象予報士・報道部) 太田絢子(気象予報士) ほか |
《編成意図》
CBCでは、夕方ニュース番組の草分けとして1974年に始まった『CBCニュースワイド』の流れを汲み、1999年からは情報番組と一体化した『ユーガッタ!CBC』、その後2006年から『イッポウ』、2019年4月からは『チャント!』を自社制作し、CBCの“フラッグシップ”という位置づけで放送しています。
5年目を迎えた『チャント!』は、CBCエリア(愛知・岐阜・三重)の視聴者の皆さんの関心事に、 しっかりとした取材に基づく確かな情報で“ちゃんと”お応えしながら、4月改編で「地元」「生中継」「調査報道」に徹底的にこだわって、地域に寄り添い続ける番組を目指しています。
《番組概要》
「ニュースと生活情報を早く、わかりやすく」という、CBC夕方ニュース番組の伝統を引き継いだ『チャント!』。番組開始5年目を迎え、より地元情報にこだわり、新たなコーナーを始めました。
一つが、この地方の“お祭り”を徹底取材する「OMATSURIちゃん」。もう一つは、地元の“お宝”を聞き込み調査する「ぶっつけ!生でおじゃまします」で、偶然の出会いを見どころにした中継コーナーです。
平日の夕方、子育て世代の主婦とその家族を中心に幅広い世代の方々に向けて、最新のニュースや身近な生活情報、エンターテインメント、スポーツ、天気などを、わかりやすく伝えることを意識し、また視聴者がワクワク楽しめる工夫を心掛けています。
《審議委員の主なご意見》
- 番組全体としては元気で明るい。この時間帯の常連的な視聴者には、安定した、和やかな雰囲気といったものがとても大切だろうと思う
- オープニングの天気の話題で親近感を覚え、続いて、重要な全国ニュース、身近な地域のニュースと、緩急のある構成が良いと思う
- スタジオキャスターや中継リポーターなどは、それぞれのアナウンサーの個性に応じた役割があてられていて、番組の安心感につながっている
- 夏目アナウンサーを中心とした女性目線での進行に制作者の意図を、また大石アンカーマンの解説に安定感を感じる
- CBCの夕方枠は、いつもタイトルが『ユーガッタ!』などおもしろく、現在の『チャント!』も「ちゃんと」にかかっていて非常に良い
- インクルーシブ教育について取り上げたコーナーは、国際的な話題を、地域の課題に落とし込む内容になっていて大変よかった
- 中継コーナーは、リポーターのきびきびした感じ、機転の利く対応に好感を持った。やや高めのトーンの声によって、視聴する側のテンションがぐいぐい引き上げられる
- 中継先で集まったこどもたちに、強制的に一斉に番組タイトルを呼ばせるのは、今の時代にそぐわないのではと違和感があった
- 中継は見ていてハラハラしてしまう。事前の準備を見直してはどうか
- 中継は、行き当たりばったりでグルメ店を紹介する演出だったが、見ている側は、ある程度信頼性の高い情報を求めている
- 文具商品を紹介したコーナーで、使い方に少し疑問を感じたが何の注釈もなく残念だった。何事も、本筋と関係のないところで不安や心配を抱かせてしまうのはもったいない
- 祭りを取り上げる企画は着目点が良く、長く続けてほしい。地域の世代間交流に貢献している“祭り”そのものを、盛り上げる助けになる
- 祭り紹介企画は、祭りだけにこだわらず、イベントなども含めて取り上げるなど、コロナ禍が明けた地元民が元気になるような内容にしてほしい
- 祭りなどの地域行事が、面倒なことと捉えられがちな昨今だが、フラットな目線で客観的に取材していて、思わず参加したくなるような熱気を感じる内容だった