番組審議会

第680回CBCテレビ番組審議会

開催日 2022年7月8日(金)
出席委員
(敬称略)
大須賀彩、大谷恭代、鹿目由紀、戸苅創、
山下陽子、渡邉好作
オンライン出席
(敬称略)
梅村清英
書面参加
(敬称略)
伊藤孝紀、宮田昌彦
議題 1. TBSテレビの全国ネット番組及び、
  メディア全般についてのご意見ご要望

1. TBSテレビの全国ネット番組及び、
  メディア全般についてのご意見ご要望

《審議委員の主なご意見》

<JNNおよびTBS全般について>

  • アナウンサーは、ニュースを淡々と伝えるだけならAIに任せてもいい時代が来ている。安住紳一郎アナのように、信頼度が高く、自身の意見も付加して伝えていける人が重宝される。
  • 番組ではないが“赤坂エンタテインメント・シティ計画”は、テレビ局がもつコンテンツをいかして、エリア全体を考えた将来ビジョンを描いていることが素晴らしいと思う。

<ニュースについて>

  • 日本の制度や政策に対して批判的なスタンスが多く、何でも批判するような風潮を増長させてはいないだろうか。日本には良い制度もあることを伝えるなど、批判とは別のマインドも育てていくような番組作りをしてほしい。
  • 『news23』は多岐にわたる情報を届けているが、特集をもっと長く放送するなど思い切った構成も見たい。また情報はネットでも拾える今、テレビは“出演している人”で選ばれることも多く、司会者は重要。

<情報番組について>

  • 『THE TIME,』の列島リレー中継は、リアルタイムでとても楽しい一方で、今見なくてもよいのではないかと思う内容も正直ある。
  • 『ラヴィット!』は朝の時間帯としては、革命的にどんどん壊れていっている番組だと思う。川島明さんの進行もとても良く、このままもっと壊して、行くところまで行ってほしい。

<ドラマについて>

  • 『日曜劇場DCU』の撮影が地元三重県のリゾート地で行われた。放送後の反響は大きく、改めて日曜劇場の影響力の大きさを知った。
  • TBSドラマの全体を通して、インテリアやセットのデザインに、制作者・デザイナーの独自ポリシーを感じる。視聴者にとっても良い事例になっていると思う。

<バラエティー・その他について>

  • 『世界ふしぎ発見!』は、観光ではなかなか行けない場所などを取り上げていて、夫婦で楽しく見ている。スタッフの創意工夫を感じる。
  • 『アイ・アム・冒険少年』は子どもも好きな番組。最近の「頑張りすぎなくてもいい」という風潮の中、この番組は「一生懸命頑張ることは恥ずかしいことではなく、かっこいい」とストレートにぶつけてくれるところに好感が持てる。
  • 『マツコの知らない世界』は録画してでも見たい番組だが、前編・後編の2本立て構成については、比率がアンバランスな上、中途半端に終わることもあり残念。2週に分けて放送するのがよいのではないか。

<メディア全般について>

  • 動画配信の台頭で、地上波でのスポーツ中継が大幅に減少していることはスポーツ界の将来にとって憂慮すべき問題。公共性の高いテレビにこそ、子どもたちにトップレベルのスポーツを観戦できる機会を増やしていただきたい。
  • ワクワクドキドキするコンテンツの世界に浸れるのは最高の幸せ。テレビには、他メディアとの差別化を図り、情報の確かさや信憑性、BGMや字幕の作りこみなどの優れた点をさらにブラッシュアップしてほしい。

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