番組審議会

第675回CBCテレビ番組審議会

開催日 2022年2月10日(木)
出席委員
(敬称略)
伊藤孝紀、加藤博、戸苅創
オンライン参加
(敬称略)
鹿目由紀、上条厚子
書面参加
(敬称略)
勝部陽子、島田佳幸、竹内秀樹、宮田昌彦、
渡邉好作
議題 1. 番組審議『新春!爆笑アカデミー!!
鶴瓶&さまぁ~ずのぶっとび博士研修所』

1. 番組審議『新春!爆笑アカデミー!!
鶴瓶&さまぁ~ずのぶっとび博士研修所』

放送日時 2022年1月3日(月)15:00~16:00
製作著作 CBCテレビ
制作協力 ケイマックス
放送エリア 全国28局ネット
スタッフ チーフプロデューサー
 斉藤龍昭(東京・コンテンツ戦略部)
プロデューサー
 菊池貴也(ケイマックス)
総合演出
 工藤浩之(ケイマックス)
演出
 飯山直樹
ディレクター
 佐藤英輔 吉野裕二
出演 笑福亭鶴瓶 さまぁ~ず(大竹一樹、三村マサカズ)
石井亮次 ぶっとび博士(長谷川のんの、森山徹)

《番組内容》

世界は誰かの研究で日々進化している。普段あまり日の目をみることのない博士たちの研究の中には、私たちの生活や未来に関わるものも数多く存在する。この番組では「狭すぎるが深すぎる!」そんな研究を行っている博士をスタジオに招き、研究内容はもちろん、私生活や人間性までを笑福亭鶴瓶&さまぁ~ずが深掘りする、アカデミックトークバラエティー。
1人目の博士は「ミツバチの研究で人類の食糧難に挑む」女性。2人目は「ダンゴムシを25年間追い込み続けて、ダンゴムシにも心があることを発見」した博士。
どんなことでも、好きが高じて突き詰めて研究していくこと、人と違う生き方を恐れないことで新しい道が開けることを、ぶっとび博士たちは教えてくれる。

《審議委員の主なご意見》

  • コロナ禍の年始に自宅でゆっくり過ごした方にとって、笑えて勉強にもなるちょうどよい内容だった
  • 鶴瓶さんの天真爛漫な反応は“笑う門には福来る”のようで、お正月らしい番組だった
  • 特にダンゴムシ研究は興味深く、“心とは何か”という深い問いへと、見る者を誘い、番組に奥行きが生まれた
  • こんなに面白い研究があることを世に知らしめた点では成功しており、彼ら“ぶっとび博士”をどうやって見つけてきたのかに興味がある
  • タイトルからは子どもが興味を持てる内容かと思ったが、実際に見ると、番組のターゲットがよくわからなかった
  • 知識の向上がポイントなのか、深夜番組的な要素がポイントなのか、方向性が非常にわかりづらかった
  • 舞台装置はかなり細部まで作り込まれ、過剰な表現になってしまっていると感じた
  • 一人目の研究者の掘り下げについて、好意を持って人間観察したつもりかもしれないが、正攻法とはいえず、アカデミックさも下げていた
  • 博士たちが、好きが高じて研究を突き詰めている様子を映像で見たかった。写真や模型では少々浅いと感じた
  • 日本のバラエティー番組がいま岐路に立たされていると感じる。アカデミックを掛け合わせるなら、もっと慎重な構築が必要ではないか
  • 研究者の海外流出などが問題になっている中、研究者本人のおもしろさが広まることで、研究者を目指す若者も増えればと思う
  • 未来を担う子ども達にとって、自分が信じた道を進むきっかけになることが、この番組の真の意味になるのではないかと感じた

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