株式会社CBCテレビ
番組審議会
第671回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2021年9月10日(金) ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、書面開催 |
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出席委員 (敬称略) |
伊藤孝紀、勝部陽子、加藤博、鹿目由紀、 上条厚子、島田佳幸、竹内秀樹、戸苅創、 宮田昌彦、渡邉好作 |
議題 | 1. 番組審議 CBCテレビ開局65周年記念 『学ぶのは今だ!~防災のこと考えてみた~』 2. 秋の改編説明 |
1. 番組審議 CBCテレビ開局65周年記念
『学ぶのは今だ!~防災のこと考えてみた~』
放送日時 | 2021年8月25日(金)19:00~20:00 製作著作 CBCテレビ 制作協力 CBCクリエイション |
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スタッフ | 制作統括 西田征弘(報道部) 演出/プロデューサー 丸山英明(CBCクリエイション) 柴田知宏(情報制作部) |
出演 | 今田耕司 壇蜜 児嶋一哉 (アンジャッシュ) 矢部太郎 (カラテカ) 夏目みな美 (CBCアナウンサー) 愛知工業大学 横田崇教授・「学防 (まなぼう) ラボ」の皆さん <ロケ出演> レイザーラモンRG 小島よしお 塚田僚一 (A.B.C-Z) |
《番組内容》
CBCテレビ開局65周年記念「防災WEEK」にあわせた教養バラエティです。2021年3月に放送した「エネルギー編」に続き、今回は「防災」を楽しく考えます。
「災害への備え」と聞くと、身構えて、ついつい後回しに…と思ってしまう人も多いようです。でも、『学ぶのは今だ!』。一人でも多くの人が「備える」ことが出来れば、被害をもっと減らすことが出来るはずです。
番組では、難しそうだからと目を背けずに、みんなで“知識ゼロ”からの防災力アップを目指します。9月1日「防災の日」を前に、夏休み中の子供たちと一緒に、家族揃って楽しめる内容です。
▽大震災を教訓に建てられた“災害に強い家”に学ぶ「備えのポイント」とは?
▽バラエティで活躍中!“群馬のランボー”に教わる「究極のサバイバル術」は?
▽市役所も「防災ユーチューバー」 “備蓄ラップ”“防災デート”で身に付く防災知識
▽カラテカ矢部太郎の描き下ろしイラストで学ぶ「地震や大雨、こんなときどうする?」
番組収録は、愛知県豊田市の愛知工業大学八草キャンパスで実施。学生防災研究会「学防(まなぼう)ラボ」の皆さんからも、「防災の心得」を教わります。
《審議委員の主なご意見》
- 最初はお笑い色が強すぎるのでは?と思ったが、見終わってみるとしっかり防災意識が身についていた。家族で楽しく見るには、お笑いと実践のバランスがよかったと思う
- 番組タイトルに少し身構えたが、いい意味で裏切られた。この番組のゆるくて明るい雰囲気が伝わるよう、タイトルが工夫されるとなおよい
- 凝ったテロップやゲームキャラクター風の動きは視覚的にも楽しく、防災への関心が薄い層へのアプローチとしてもよかった
- 防災という命にかかわることを、よりカジュアルに伝えるために、内容が少し軽くなりすぎているとも感じる
- 全体的に、本当に災害が起きた時に使えるノウハウが少なかったので残念。番組を見終わったあとに、起こすべき具体的なアクションが見えるとよい
- 防災と思えば肩も凝るが、「防災とアウトドア」、「防災とヒップホップ」というハイブリッドのようなアプローチによって楽しく見られた
- 楽しくも、ふざけることはなく、芯の部分はしっかりしていた。難しいことを技術的に高度に分かりやすく伝えていけるのが、テレビの力だと改めて感じた
- 学生とのコラボレーションはとてもよいので、せっかくなら研究室の研究成果など、専門的な知見をもう少し加えるとよいのではないか
- YouTubeは昨今、活用できるものとして存在している。テレビの紹介があって動画を見てみるという、テレビと動画サイトのいい連携だと思った。さらなる連携の方法が編み出せるとよい
- トピックスや情報が多過ぎると感じた。ポイントになる情報を絞って、30分番組としてもよかったのではないか
- 様々なデザインが混在した過剰な演出は、分かりづらさに繋がってしまう。番組制作上のデザインやコンテンツの雰囲気を統一させることも重要では
- 日頃は面白おかしく演じているタレントが、防災といった大事な問題を提供していることが重要なことと思う
- 放送後しばらく、視聴者の防災への質問に答えられるシステムを特設するなど、アフターフォローまで含めたすべてが、“防災を考える”ということなのかもしれないと思った
- 防災への意識は、時間と共に薄れていってしまう。このような番組を定期的に発信してほしい
2. 秋の改編説明
秋の編成については編成担当作成書面による報告を行った。