番組審議会

第644回CBCテレビ番組審議会

開催日 2018年10月12日(金)
出席委員
(敬称略)
河本二郎、黒邉雅実、島田佳幸、清水綾子、
巣山芳樹、戸苅創、水野明久、吉川トリコ
書面参加
(敬称略)
鵜飼裕之、濱田典保
議題 1. 番組審議「ゲンバビト」
2. 番組種別放送時間の報告

1. 番組審議「ゲンバビト」 #25
ブランド・骨董・ジュエリー査定 ~高額現金買取の舞台裏~

放送日時 2018年9月23日(日)23時30分~24時00分
プロデューサー 中川陽介(編成・制作局 東京制作・情報部)
出演者 ピエール瀧、森田勉(スタジオゲスト)

《企画意図》

 日々、さまざまな現場で働く「ゲンバビト」たち。この番組は、私たちが普段なかなか目にすることのないような現場で、必死に働く「ゲンバビト」にスポットライトを当て、その仕事の内容、仕事に対する熱意を描くドキュメンタリー番組。
 今回のテーマに選んだのは、ブランド品や骨董品、宝飾品などの“中古品”を買い取り、販売する業者です。ネットオークションやメルカリなど、一般の人同士での中古品売買ネットワークが隆盛を極める中、依頼者の家に査定員が直接出向く出張買取の現場に密着しました。

《番組内容》

 全国に約350店舗を構える中古品買取・販売店でトップの業績を誇る女性査定員に密着。彼女が査定する額は月に5億円にものぼります。彼女は、ブランド品や宝飾品だけでなく、壷や絵画、洋酒や切手など、ありとあらゆるものをその場で即座に査定する豊富な知識を身につけています。さらに、必要なのは知識だけでなく、いかに依頼者と信頼関係を築き、納得した上で交渉を成立させるか、その“人間力”が問われるのがこの出張買取の難しいところだといいます。
 さらに、買い取った品々に売値をつける男性従業員と海外から来たバイヤーとの間で繰り広げられる、「ダイヤモンドの商談」の一部始終も取材。

《審議委員の主なご意見》

  • 日本の会社や経済を支える「現場」に光を当て仕事ぶりや思いを伝えていくのは良い
  • 日曜の深夜に気楽にワクワク楽しく見られる番組
  • 多くの情報量がテンポよく編集されている
  • 白色と黒色をベースにしたCGのイメージに好感をもつ
  • 職種や働き方の変化を映す息の長い番組に成長してもらいたい
  • 女性査定員の能力の高さに驚いたが、その裏では数々の失敗もしているということをもう少し紹介してほしかった
  • 多額の現金を持ち歩く女性査定員を画面に出すことで、今後の彼女の身の安全が心配になった
  • 女性査定員が、安く買い叩けばよいという態度ではなかったのが良かった
  • ストーリーが「出来過ぎで」、「(取材対象を)美化している」という印象があった
  • 買取が無駄足で上手くいかなかったというシーンもないと全体がウソっぽく見える
  • 学生などこれから仕事に就こうという人たちも意識して、買取の仕事の大変さも描いてほしかった
  • 笑顔での商談や査定員が古物を大切に扱う様子を見て、視聴者の高額買取に関するイメージが向上したのではないか
  • 買取業者は、死蔵しているものに価値を与え経済活性化につなげることに一役買っていると感じた
  • 高値と安値の中間で成立した宝石の商談は、すごいのかすごくないのか、よくわからなかった
  • クールなのに優しく、押し付けがましくないピエール瀧さんのキャスティングは良い

2. 番組種別放送時間の報告

番組編成担当が説明をし、了承を得た。

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