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BACKSTAGE(バックステージ) ”挑戦”に秘められたこだわりと仕事愛

CBCテレビ製作/TBS系全国28局ネット
毎週日曜よる11時30分

ARCHIVE

2020年1月5日放送
第37回

「日経トレンディ」ヒット予測 “未来”をつくる仕事の裏側SP

新仕事SP

今回は、未来をつくる仕事スペシャル。雑誌「日経トレンディ」の“2020年ヒット予測”をもとに、新たなトレンドを生み出す人々の知られざる仕事に迫った。

<本物そっくり!代替肉ハンバーグ>
大塚食品が製造する「ゼロミート」は、肉類を一切使っていない “代替肉”を使ったハンバーグ。ハンバーグは大豆からできており、中のチーズは豆乳クリーム。デミグラス風のソースにも動物性のものは一切使わない徹底ぶり。それにも関わらず、お肉のような美味しさを味わうことができる。何よりこだわったのが「食感」。挽き肉は、粒の大きさが大小さまざま。そこでゼロミートの原料も粒の大きさをバラバラに加工。これが本物と変わらない食感を生み出したのだ。環境に優しい代替肉は社会的にも注目されており、開発者は東京五輪でのインバウンド需要にも大きな期待をかけている。

<若き女性店長 年中無休の「バナナ愛」>
昨年流行したタピオカドリンクに次いで、今年爆発的ヒットを期待されているのが「バナナジュース」。ブームの火付け役となっているは、バナナジュース専門店「sonna banana」。代表の野田枝里さんが4年前に東京・八丁堀に最初の店舗をオープン。多い日で1日500杯を完売するほど人気となり、今では全国5店舗を展開。健康志向の高まりも人気の追い風となっている。野田さんのお店では、バナナが熟す前の緑色の状態から仕入れ、温度と湿度を管理した「バナナ部屋」で育成している。その数、多いときで10種類・約1万本。たった半日で味が変わってしまうため、一番美味しい瞬間を見極めて、すぐさま皮を剥いて冷凍。手間を惜しまず、最も美味しい状態でお客さんに届けている。野田さんの目標は、コーヒーのようにバナナジュースがどこでも買える時代すること。こだわりのバナナジュースが今年のトレンドになるかもしれない。

<五輪観戦の強い味方!?最新型「冷却服」>
猛暑対策として昨年ヒットした「ハンディファン」や「空調ウェア」。今年もこの分野に新たな商品が生まれる。それが身に着けるタイプの温度調整デバイス「レオンポケット」。小さな端末をインナーウェアの首部分に装着すると、首元を冷やして身体を快適な温度に。温度調整はスマホで行うことができる。今年販売される予定で、オリンピック観戦時の暑さ対策としてヒットが期待されている。

<だれでも力仕事が可能に!?「マッスルスーツ」>
重いものを持ち上げるときや中腰の姿勢を保つときなどに、人の動作を補助するパワードスーツ。従来は50万~100万円が相場だったが、イノフィス社の「マッスルスーツ Every」は、約15万円という低価格を実現。日経トレンディでは、このスーツの登場により“一家に一台”の時代が到来するかもしれないと予測している。マッスルスーツは、空気を入れた人工筋肉の強い収縮力を利用。リュックのように背負うと、地面から重いものを持ち上げるときに引っ張りあげる力をアシストする。そのため、筋力の弱い女性や高齢者などに絶大な効果を発揮。腰に負担のかかりやすい介護の現場でも使用されている。電力を必要としないため、災害現場などでの活用も期待されている。

<1日70円で傘が使い放題!新“シェアリング”>
丸川照司さんが代表を務める「アイカサ」が提供しているのは、傘のシェアリングサービス。傘の置かれたスポットを検索し、QRコードを読み取って傘をシェア。使い終わったらたくさんあるスポットのいずれかに返却すればOKというもの。料金は1日70円。突然の雨でも傘を買わずに済むと評判を呼んでいる。丸川さんがこのサービスを始めたのは、無駄な傘を少しでも減らしたいという想いから。実は、ビニール傘は年間約8000万本も販売されているが、置き忘れなどにより一度しか使われていないものも多いのだ。アイカサの設置スポットは続々と増えており、現在都内を中心に700か所。ユーザーは6万5000人を突破しており、今後ますます多くの人に利用されることだろう。

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