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BACKSTAGE(バックステージ) ”挑戦”に秘められたこだわりと仕事愛

CBCテレビ製作/TBS系全国28局ネット
毎週日曜よる11時30分

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2019年12月15日放送
第35回

“流行”を生み出す!雑貨店「PLAZA」バイヤーたちの舞台裏

PLAZA バイヤー

50年以上の歴史を持ち、全国に約100店舗を展開する雑貨店「PLAZA」。若い女性を中心に絶大な人気を誇り、女子高校生の間で流行した“ルーズソックス”や画期的な下着“ヌーブラ”など、社会現象にもなった数々のヒット商品を売り出してきた。こうした流行の裏側にあるのが、世界中から商品を買い付け、自分のアイデアを加えてヒットさせる凄腕バイヤーたちの存在。どのようにしてヒットの匂いを感じ取っているのか?知られざる商品開発の裏側に迫った。

「文房具」バイヤー・村山由衣

手がけた超大ヒット商品は、ドイツの文房具メーカー「NICI」のぬいぐるみ型ペンケース。商品自体は元々あったものだが、村山さんが“あるアイデア”を加えてオリジナルの商品を作ったところ、女子高校生を中心に爆発的なヒットとなった。そのアイデアとは、ぬいぐるみに“フードを被せた”こと。さらに、そのフードには若い女性に人気のユニコーンの角がついている。空想的な可愛さの「ゆめかわいい」グッズが流行しているが、ユニコーンはその代表選手。その時々の流行を敏感にキャッチし、新たな可愛いものを作り出すことが、村山さんがヒットを生み出す秘訣だ。そんな村山さんが、新たにヒットの匂いを感じているのが「ゴリラ」。村山さんのアイデアによって、ゴリラの色をパステルカラーにしたキーホルダーが若い女性たちの心を鷲掴み。それをさらに可愛くして、ペンケースにしようと考えている。とことん可愛さを追求する村山さんの姿勢が、次なるヒット作を生み出していく。

「アパレル」バイヤー・大塚里奈

毎年社内で最も活躍したバイヤーに贈られるベストバイヤー賞を2度も受賞したヒットメーカー・大塚さんが生み出したヒット商品は、アメリカのワークウェアブランド「BEN DAVIS」のリュックサック。シンプルな形をした黒色のリュックで、従来は白色のロゴが入っていた。そのロゴを大塚さんは、ピンクと紫に変更。すると、若い女性たちの間で瞬く間に大人気となった。さらに、高校生が使いやすいように、タブレットなどのガジェットが入るポケットをプラス。可愛さだけでなく、機能性も時代に合わせて変化させている。そんな大塚さんが今、最も力を入れているのがTシャツ。現在80年代の映画やミュージシャンなどが描かれた“フォトTシャツ”が流行していて、大塚さんはその次に今の10代が懐かしいと感じる2000年代の映画や音楽をモチーフにしたTシャツが流行ると予測。現在、商品化を進めている。ただし、人気のモチーフをただプリントするのではない。ロゴを淡い色に変えるなど、若い女性の心を捉える工夫を施している。“時代を先読みして、若い女性たちの心を理解する”これが大塚さんのヒットを生み出す秘訣なのだ。

「化粧品」バイヤー・向田奈月

化粧品担当の向田さんが考えるヒットの法則は「簡単・時短・わかりやすい」。それらを兼ね備えているのが、朝用マスク「サボリーノ」。シートを顔にのせてたった60秒で洗顔・スキンケア・化粧下地の3つを済ませられる女性に嬉しいアイテムだ。限定品として新しい香りを投入するなど、常連客を飽きさせない工夫も凝らされており、PLAZAにある化粧品の中でも絶大な人気を誇っている。こうしたヒット作に携わる向田さんは、普段から原宿などの流行発信地に足繁く通い、見た目が可愛い化粧品を探し続けている。

「キャラクター」バイヤー・藤岡知里

キャラクターグッズ担当の藤岡さんが手がけているのは「バーバパパ」。49年前に誕生して以来、長く愛され続けているキャラクターだが、最近女の子たちの間で大ブームとなっている。その理由は、韓国のコスメブランドとバーバパパがコラボしたこと。それを日本の若い女性がSNSなどで話題にしていることを知った藤岡さんは、すぐさまPLAZAの商品にしてヒットさせたのだ。次に流行するキャラクターを見つけるため、藤岡さんは常に世界中の流行にアンテナを張り巡らせている。

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