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BACKSTAGE(バックステージ) ”挑戦”に秘められたこだわりと仕事愛

CBCテレビ製作/TBS系全国28局ネット
毎週日曜よる11時30分

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2019年7月28日放送
第16回

巨大プールの監視員!全面オープンまでの舞台裏

つるの剛士 つるの剛士
安めぐみ 安めぐみ

巨大プールの監視員 グランドオープン準備 古川裕之さん(24歳)

巨大プールの監視員 グランドオープン準備 古川裕之さん(24歳)

「東京サマーランド」グランドオープン 清掃・点検・訓練 トラブルを未然に防ぐ

関東最大級の巨大プール「東京サマーランド」。東京ドーム28個分の広さを誇り、全てのプールが開放される夏のグランドオープン後は、1日1万人以上が来場する。そんな東京サマーランドをBACKSTAGEで支えているのが、プールの監視員として活躍する古川裕之さん。監視員歴7年、リーダーとして後輩監視員を束ねている。

グランドオープン6日前。古川さんは、春先からオープンしている屋内プールの監視を行っていた。監視員の使命は、小さな危険の芽を見逃さず摘んでいくこと。深い場所に1人で来てしまった子どもなど、小さな異変を見つけるたびに、監視台にいる監視員がプールに飛び込んでいく。それと同時に、別の監視員が空いた監視台に立ち、引き続き異変がないか目を光らせる。こうして監視台を決して空けないことが、プールでの危険を未然に防いでいる。その日の状況に合わせ、監視員の配置を細かく決めるのもリーダーである古川さんの役割。抜群のチームワークで、お客さんの安全を守る。

監視員の仕事は、プールの監視だけにとどまらない。この日の午後、古川さんが向かったのは、まだ開放していない屋外プール。グランドオープンに向けて、遊具の掃除を行うという。高さ20mからゴムボートに乗って滑り降りる「タワーズロック」は、東京サマーランドの名物スライダー。古川さんは、ツルツルと滑る斜面を裸足で慎重に進みながら、冬の間に溜まった汚れを高圧洗浄機で落としていく。裸足で清掃を行うのは、足の裏の感覚で小さな傷を探すため。
「傷があると、ボートに穴が空いて事故につながる」
お客さんに楽しい時間を過ごしてもらうために、少しの危険も見落とさない。

閉園後は、園内の掃除。監視員たちが、プールサイドのゴミを徹底的に集めていく。髪の毛や、お弁当のゴミ、特に米粒は固まると鋭くなってケガの危険があるため、見落とさないよう注意が必要だ。ひと通り清掃を終えところで、古川さんが最終チェック。ここでの掃除も、裸足で行う。見つけづらい小さなゴミを探すため、足の裏を使って一歩一歩確認していくのだ。

グランドオープン前日。古川さんは閉園後のプールで、補修作業を行っていた。
「底面の塗装に剥がれたところがあるので、足をケガしないように補修です」
常に水を循環させている巨大プールは、水を抜いて作業ができないため、水中に潜ってプール底面の補修を行う。補修が終わると、ベテランスタッフを集めて救助訓練。万一の事態に備え、日々訓練を重ねて素早い対応を身体に染みこませる。

グランドオープン当日。あいにくの天気にも関わらず、入り口のゲート前には開園前から長蛇の列ができていた。プールでは、監視員たちによって最終点検が進む。そして、ついにオープン。トラブルゼロを目指し、監視員たちの勝負が始まる。一足早い夏を楽しもうと、園内は大盛況。古川さんが掃除したスライダーにも大行列ができていた。

大きな事故もなく、無事に初日が終了。古川さんも胸をなで下ろす。
「お客様がケガをせず、来た時から帰るときまで笑顔でいてくれたら一番嬉しい」
これからもお客さんの笑顔ために、徹底的に安全を追求し、トラブルを未然に防いでいく。

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