ボクシング世界最速三階級王者
田中恒成 戦いの軌跡
WBOフライ級王者・田中恒成選手(24) 2度目の防衛戦に向けて“勝利の儀式”
世界最速で3階級王者を成し遂げ、今年3月に初防衛を果たした“中京の怪物”こと田中恒成選手。
来たる8月24日(土)には、2度目の防衛戦となる『WBO世界フライ級タイトルマッチ』が名古屋で行われます。
迎え撃つは、同階級1位・プエルトリコの強豪 ジョナサン・ゴンサレス選手。
決戦を目前に控え、【チャント!】の大石邦彦キャスターが恒成選手を直撃しました!
大石:
現在の調子はどうですか?
田中恒成選手:
バッチリです!
大石:
今回の防衛戦の相手はこの階級1位、プエルトリコのジョナサン・ゴンサレス選手。
一体どんな相手ですか?
田中恒成選手:
スピードが速い選手ですね。スピードで負けたくないです。
大石:
スピードはチャンピオン田中恒成選手の1番の持ち味ですよね。
そのスピードで今回の挑戦者を圧倒するために行っていることは?
田中恒成選手:
(フットワークの)テンポを上げたり、一発一発を速く打ったり、いろいろな面で早く動くことを意識して練習をやっています。
速さを意識した練習のひとつが、父でありトレーナーの斉(ひとし)さんと行う、柔らかい棒を使ったディフェンスのトレーニング。さすが王者!素早い動きでリズミカルに棒をよけていきます。
※大石キャスターも挑戦しましたが…打たれまくり(笑)
パンチの速さを体感しようと顔面ギリギリまで打ってもらうことに。風を切るパンチ音がスゴイ!!
大石:
充分速いですよ!
田中恒成選手:
いや、「もっと」です。
しっかり集中してスピードを出して、避けるところと休みながらのところ、その緩急が必要ですね。
それが相手に対してのフェイントにもなるので、攻撃でも防御でも緩急をつけてやりたいです。
大石:
体調もトレーニングも万全なようですが、減量の方は?
何kgのところを何kgまで落とさないといけないのですか??
田中恒成選手:
61 kgを50.8kgに落とします。約10kgを2ヶ月ぐらいで減量します。
大石:
2ヶ月で10kgはキツイですね・・・
田中恒成選手:
そうですね。でも、いつものことなので問題ないです。
大石:
減量中にはどんなものを食べるのですか?
田中恒成選手:
んー、バランスよく食べていますね。
大石:
例えば、女性の方も気になっていると思うんですよ。
どういうふうにしたら効率よく痩せるのかな?って。
田中恒成選手:
わからないです。オレ、減量ヘタクソなんで(笑)
大石:
でも、「ここまで痩せなさい」って言われたらチャント痩せるでしょう?!
やっぱり、トレーニングをしながら食事制限をするっていうのは大きいですか?
田中恒成選手:
食事制限の方が大きいですね、トレーニングよりも。
大石:
そうなんですね。
では、試合が終わって、勝った後は何を食べたいですか?
田中恒成選手:
ガッツリ食べたいですねー(笑)。
焼肉も、寿司も、甘いスイーツやアイスクリームとか…いろいろと。
大石:
減量中はいろいろなものを厳しくセーブするからこそ、ご褒美が楽しみになるのでしょうね。
田中恒成選手:
そうですね、楽しみです。
2014年から田中恒成選手のタイトルマッチが決まるたびにパンチを受けてきた大石キャスター。
「大石がパンチを受けると勝つ!」と、今や恒例になった“勝利の儀式”を今回も行いました。
勝利の女神…ならぬ男神として強烈なパンチを受け、「年々スピードとパワーが増している感じがする」と恒成選手の進化に勝利を確信!
大石:
(勝利の儀式後・・・)これで今回もいけますね。
田中恒成選手:
ハイ、KO狙います!
大石:
具体的には何ラウンドでいきましょう?
田中恒成選手:
6ラウンドで。
大石:
わかりました!
我々しっかり応援していますので、6ラウンドを目指して頑張ってください!
(CBCテレビ:『チャント!』より)