音楽祭に至るまで
名古屋国際音楽祭は、1978年にスタートしました。
CBCでは、それ以前から、海外アーティストの招聘事業に取り組んでまいりました。
今でも話題にのぼるものとしては1966年のビートルズ招聘があります。
クラシック音楽では、1968年のアンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団の招聘を皮切りに、ニューヨーク・フィル、ウィーン・フィル、フィラデルフィア管弦楽団、ロンドン交響楽団ほか世界一流のオーケストラを続々と招聘し、日本各地で公演を繰り広げてきました。 1975年、CBCはニューヨークのメトロポリタン歌劇場を招聘し、名古屋、東京、大阪で公演を行いました。この公演は、メトロポリタン・オペラにとっても初めての、海外引越し公演でもありました。この成功からベルリン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、フォルクスオーパーなど海外招聘事業の伝統を築き上げてきたのです。
1978年、名古屋国際音楽祭はじまる
そして1978年、名古屋の春を彩るクラシックの祭典として、「名古屋国際音楽祭」がはじまりました。春から初夏、名古屋市民会館を会場に、名古屋に一流クラシック・アーティストが定期的に登場する場が用意されました。
1992年に愛知芸術劇場が開館してからは、会場を市民会館と芸術劇場コンサートホール、大ホールの三会場とし、世界各国からトップ・アーティストをお迎えし、オーケストラや室内楽、リサイタル、オペラ、バレエなど最高の舞台を皆さまにお届けしています。
名古屋国際音楽祭はこれからも“都市の顔”としての音楽祭の継続、発展に努め、良質な音楽を提供してまいりたいと思っています。