2009年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した山田和樹は、ヨーロッパ・日本を中心に意欲的な指揮活動を展開し、2012年に初めてCBSOを指揮。
2018年からは首席客演指揮者を務め、2023年に首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーとなり、その年の来日公演が大変好評を博したことは記憶に新しい。

今回のプログラム「展覧会の絵」は、ラヴェル版の7年前 1915年にオーケストラ編曲されたヘンリー・ウッド版。ヘンリー・ウッドはイギリス人指揮者で、プロムスの創始者でもある。2024年5月に音楽監督に就任した山田は、CBSOとBBCプロムスでこの曲を披露し大喝采を受けた。そんなヘンリー・ウッド版を聴くことができる大変貴重な機会です。

ソリストは、2004年韓国生まれのピアニスト、イム・ユンチャン。
2022年 第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて、史上最年少でゴールド・メダルを受賞。併せて聴衆賞・最優秀新曲演奏賞を受賞し、その演奏から現れる「魔法のような力」と「自然で本能的な質」で世界中の聴衆を驚嘆させ、わずか18歳で流星のように国際的スターダムに駆け上がった。知的なヴィルトゥオジティが評されるユンチャンのラフ4に期待が高まります！