社長あいさつ
日本で初めての民間放送として1951年にラジオ放送を開始した中部日本放送は、おかげさまで2025年12月に「創立75周年」を迎えます。長きにわたり、放送を通じて皆様と喜怒哀楽を共にしてまいりました。
この間に時代は大きく変化しました。インターネットの普及は生活を豊かにした一方で、誤った情報や偏った情報を拡散し、時に社会の分断を生み、情報への信頼を揺るがしています。また、気候変動により、かつてない自然災害の脅威が私たちの生命と生活を脅かしています。こうした中で、情報に対する信頼性はますます重要度を増しています。
私たち放送がもつ最大の財産は、長い歴史で培った「信頼」です。「信頼」を維持していくためには、「フェア」=公正な姿勢が不可欠です。私たちは多様性や人権を大切にし、「フェア」な姿勢で時代にあった新しい価値を生み出していかなければなりません。
一方、時代が大きく変化しても、真実を求める取材姿勢に変わりはありません。創立75周年を機に、私たちはあらためて公共の電波を預かる責任を深く認識し、放送事業者としての倫理観を持ち、「フェア」を追求し続け、社会の信頼に応えてまいります。

代表取締役社長
升家 誠司
私たちの普遍的な経営方針は、「地域で最も信頼されるメディアコンテンツグループとして地域社会の経済や文化の発展に寄与し続ける」ことです。「中期経営計画2024-2026」では「地域」「コンテンツ」「人財」の3つをキーワードにあげました。最重要マーケットである「地域」から、質の高い「コンテンツ」を生み出し、成長戦略の原動力である「人財」の能力を最大限に引き出して、当社グループのさらなる成長を目指してまいります。
創立以来、地域の皆様と喜びや悲しみを共有してきた私たちにとって、その繋がりこそが活動の原点です。
皆様におかれましては、より一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。