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第315回(7/15) メタボリックドミノ

ゲスト:渡辺徹
ゲンキスチューデント:岡田結実
ゲンキリサーチャー:X−GUN
ドクター:伊藤裕

いよいよ今年も夏本番。薄着になるこの時期、ポッコリお腹が気になる方も多いのでは?ただ太っているだけだと思ったら大間違い。実は、ポッコリお腹がきっかけで病気の連鎖が起きてしまう事があるのです。それが、メタボリックドミノ。今回は、ポッコリお腹が引き起こす怖い病気とその解決策を徹底リサーチします。

あなたは良いポッコリ?悪いポッコリ?

お腹周りの脂肪は、大きく2つに分かれています。1つは、皮下脂肪で、もう1つは内臓脂肪です。皮下脂肪は、皮膚のすぐ下にたまる脂肪で、病気に結びつく危険はほとんどありません。一方、内臓脂肪は腹筋の内側、内臓の周りにつく脂肪で、あらゆる病気の引き金になります。内臓脂肪がたまっているポッコリお腹は、危険な悪いポッコリ。皮下脂肪がメインで溜まっている場合は、良いポッコリです。そこで、良いポッコリと悪いポッコリを簡単に見分けるチェック法をご紹介します。

《簡単チェック法》
洗濯バサミでお腹のお肉をつまんでみましょう。
・つまめる場合
皮下脂肪が多い、良いポッコリです。
・つまめない場合
内臓脂肪がある悪いポッコリの恐れがあります。

また、おへそ周りの腹囲を測ってチェックする方法もあります。
男性は85cm以上、女性は90cm以上で内臓脂肪がたまっている可能性があります。

メタボリックドミノについて

内臓脂肪がたまる事が最初の駒となり、それが倒れる事で様々な病気が連鎖する事をメタボリックドミノと言います。
ドミノ表
内臓脂肪の下にある、高血糖・血圧上昇・脂肪肝は、第一段階の「症状」。それが糖尿病や、高血圧症などの病気となり、最後は、がんや心疾患、脳卒中など、命に関わる病へと繋がります。内臓脂肪は、血管に悪影響を与え様々な病気を連鎖させる恐るべき脂肪なのです。

内臓脂肪が危険な病気を引き起こす理由

内臓脂肪が悪くなるのは、腸に原因があります。暴飲暴食などで腸に炎症が起きると、隣の内臓脂肪に炎症が移ります。すると内臓脂肪が「悪玉ホルモン」を分泌。それにより、様々な臓器に炎症が飛び火し、身体に障害を起こしていきます。

内臓脂肪をためる生活習慣

・食生活
内臓脂肪がたまる最大の原因は食生活にあります。運動不足と重なる事で、より内臓脂肪がつきやすくなります。

・睡眠時間
睡眠時間が短い方は要注意。眠っている間には、脂肪を燃やしてくれる成長ホルモンや食欲を抑えてくれるレプチンが分泌されています。睡眠時間が短いとそのようなホルモンの働きが乱れてしまうため、内臓脂肪がたまりやすくなります。理想の睡眠時間は7時間以上。身体のリズムを整え、太りにくくしてくれるそうです。

・排便
便秘になるとお腹の動きが悪くなるので、腸内細菌が悪いものに変わっていきます。すると、腸内細菌の影響で、内臓脂肪がたまりやすい体質に変わっていきます。さらに、内臓脂肪により腸が圧迫されて便秘になるケースもあります。便秘は内臓脂肪がたまっている兆候の一つです。

内臓脂肪改善プログラム

4つのポイントに気を付ける事で、内臓脂肪改善の効果が期待できます。

・1日20分のウォーキング
運動する事で筋肉・心臓・血管から内臓脂肪を燃焼させるホルモンが出ます。ウォーキングは、空腹感を作るために食事の前に行うのがオススメです。

・間食を控え空腹感を作る
空腹感は、内臓脂肪が減るサインです。空腹の時には、胃から脂肪を燃やすホルモン・グレリンが出ます。

・根菜類を食べる
ゴボウやレンコンなどの根菜類をたくさん摂る事で、良い腸内細菌が育ちます。その腸内細菌が、内臓脂肪を燃やす物質を作ってくれます。

・食べる時 炭水化物は最後
炭水化物に含まれる糖質は、非常に吸収されやすいので摂取する量を減らす事が大切ですが、糖質・炭水化物を最後に食べる事で糖質の吸収が抑制されます。さらに、ご飯は食べたい量の半分を意識するとより効果的です。

運動すると内臓脂肪がつきにくい身体になるので、運動をしながら食事に気を付けるのが一番効果的です。メタボリックドミノを倒さないためにも、この夏改善しましょう。