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健康カプセル!ゲンキの時間

毎週日曜 あさ7:00

CBCテレビ製作/TBS系28局ネット

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出演
石丸幹二
坂下千里子

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第298回(2018.3.11)

涙活

涙活

ゲスト:光浦靖子
ゲンキスチューデント:片岡安祐美
ゲンキリサーチャー:えとう窓口
ドクター:有田秀穂

ストレスは現代人の多くが抱える、万病の元。実は、そんなストレスを解消する驚くべき方法があるんです。その名も「涙活」。涙を流す事でストレス解消になるのだとか。そこで今回は、涙のパワーを科学的に徹底解明していきます。

涙に秘められたパワー〈ストレス解消〉

交感神経とは、身体を動かしたり、緊張したり、ストレスがかかっている時に働く神経。一方、副交感神経は、寝ている時やリラックスしている時、体力を回復する際に働きます。通常、起きている時には交感神経が優位に働いていますが、泣くとリラックスしている時と同じ副交感神経が優位な状態になります。すると、脳も癒され精神的なストレスまでもが解消されていきます。

・泣く事によってストレス中枢が鎮静化され、それまで溜まったストレスがリセットされるだけでなく、その後およそ1週間もストレスが溜まりにくくなります。

・たった数秒でも、涙が流れる状況があればストレス解消になります。ただし、ストレス解消になるのは心が動かされて出る涙。玉ねぎを刻んだ時に出る涙では効果がありません。

・泣くのを我慢する事は、ストレスが溜まった状態になるため良くありません。なかなか泣けない人は、親子愛・恋愛・アスリートの努力・動物など、自分の「泣けるツボ」を知ることが大切です。ちなみに、女性が1回で泣く平均時間は5~6分間。男性の場合は数秒ウルっとする人が多いそうです。

涙に秘められたパワー〈免疫力アップ〉

泣く事によって、免疫力を左右するリンパ球が活性化し、身体の中から病気の原因となるウイルスを撃退してくれます。また、同時に体表面を守る免疫物質IgAの活動も高まり、目や口などから侵入するウイルスをブロック。感染症にかかりにくくなります。つまり、泣く事によって身体が内と外から強化され、様々な病気の予防に繋がります。

涙がもたらす、さらなる健康効果

泣いた後に感じる疲労感は、副交感神経優位に働いている証。眠る前に泣くと、リラックス状態になり入眠しやすくなります。また、自然と深い眠りにつくことができるため、朝もスッキリと目覚める事ができます。

皆さんも、週に1度の涙活をはじめてみませんか?
涙活を行うなら、ストレスの溜まった夕方から夜。一週間の疲れが溜まった週末がオススメです。

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