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第261回(6/18) 毛細血管

ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ドクター:高倉伸幸
ゲンキスチューデント:春香クリスティーン

昨年放送し、大反響だったテーマ「毛細血管」。毛細血管は年齢以上に生活習慣の影響を受けやすく、乱れた生活を続けると消滅してしまうこともあります。それが毛細血管のゴースト化です。ゴースト化し毛細血管が減ってしまうと、命に関わる病気につながることもあります。どんな生活習慣が明暗を分けるのでしょうか?今回は毛細血管簡単チェック法や、毛細血管を若返らせる方法も伝授します。

毛細血管

全ての血管のうち99%を占める毛細血管は、動脈と静脈の間に網目状に広がっています。毛細血管の直径は5〜8マイクロメートル。これは髪の毛のおよそ20分の1で、赤血球一つがなんとか通れる太さです。血液はこの毛細血管を通って、体の隅々に酸素や栄養素を届けています。この毛細血管に不具合が生じると、健康面で様々な悪影響があります。影響が最も現れやすいのが肌で、毛細血管のゴースト化が進むと酸素や栄養素が肌に届きにくくなり、コラーゲンを作る機能が低下し、シミやシワの要因になります。

毛細血管セルフチェック「爪床圧迫テスト」

爪の根元を5秒間指で押してから離し、爪に赤みが戻るまでの秒数を数えましょう。2秒程度で戻れば問題ありません。毛細血管に問題があると、5秒以上たっても戻らないことがあるそうです。

毛細血管のゴースト化がもたらす健康への悪影響

毛細血管の影響が最も現れやすいのは肌で前述のとおりですが、それ以外の部位にも重大な影響を及ぼすことが近年の研究で分かってきました。
一体どのような影響があるのでしょうか。

血液は酸素や栄養素だけでなく熱も運んでいます。そのため毛細血管がゴースト化していると身体の末端を温めにくくなり、冷え症や免疫力の低下につながります。また骨の中の毛細血管と骨の形成は非常に強く関係しているため、骨粗しょう症にもつながることがあります。
他にも脳出血を起こしたり、心臓に悪影響を与えたり命に関わる病気につながる場合もあります。
さらに、肝臓や腎臓も影響が出やすいところです。肝臓は毒性物質が蓄積するため、毛細血管のゴースト化が起こりやすい臓器です。血管の衰えが肝臓の繊維化や脂肪肝、最悪の場合肝硬変にもつながります。加齢とともにお酒が弱くなったという方は、肝臓の毛細血管がゴースト化しているかもしれません。
腎臓で毛細血管のゴースト化が進むと、血液の浄化機能が低下して血液に毒性物質が溜まりやすくなり、高尿酸値血症や蛋白尿、高血圧になることもあります。
また脳への悪影響もあり、脳の血管がもろくなると、有害物質が脳に入って神経細胞にダメージを与え、アルツハイマー病や認知症にも関係してきます。

毛細血管をゲンキにする生活習慣

毛細血管にとっておススメなのは、ウォーキングなどの有酸素運動を続けること。大きな負荷をかける筋トレは、活性酸素が出て毛細血管の細胞にダメージを与えることもあります。
食生活も血液の質を左右し、その結果毛細血管にも影響を与えます。偏らず、バランスの良い食生活を心がけましょう。
また睡眠は体内時計と関係しており、身体は体内時計によって色々な成長ホルモンを出しつつ血管も整っています。規則正しい睡眠が大切です。

毛細血管は生活習慣を改めると復活させることができます。毛細血管の状態が良くなかった人も、あきらめず自分の生活を見直しましょう。
さらに最近ルイボスティーが毛細血管に良いことが分かってきました。ルイボスティーは南アフリカでのみ収穫される茶葉ですが、ルイボスティーのエキスには、毛細血管にある「Tie2」という成分を活性化させ、血管内皮細胞同士の結びつきを強め、毛細血管を覆うようにして守っている壁細胞をくっつける働きがあるのです。
気になる方は是非お試しを!