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第252回(4/16) 疲労

ゲンキリサーチャー:レッド吉田
ゲンキスチューデント:春香クリスティーン

気温も上がり、春は一年で最も過ごしやすい季節。
けれども何かと疲れたり、出かけるのもおっくうになったりしていませんか?
疲れの原因は、実は脳が炎症を起こしているからです。
今回のキーワードは「脳疲労」。
なぜ脳が疲れるのかそのメカニズムを調査。
脳が出す3つの疲れのサインを見極めましょう。

疲れの原因

私たちの脳は、日常生活の様々な出来事を「生活ストレス」として受け取ります。すると脳の神経が炎症を起こします。
神経炎症は神経伝達機能の低下を招き、それが元となり疲労感が誘発されます。
それがいつまでも取れない状態が続くと慢性的な脳疲労を起こしてしまいます。

脳疲労の3つのサインと脳のマスキング

筋肉の疲労と違い、痛みなどの自覚症状がない脳疲労ですが、それを知らせる3つのサインがあります。

(1)飽きる
飽きてくるというのは、最初の疲労の入り口というイメージです。1つの作業に集中し続けると脳の一部が酷使され、活性酸素が発生したりして神経が傷つきます。そうなる前に脳が「飽きる」という指令を出しています。こういう時には思い切って違う作業をした方が、効率も良く脳もいたわることができます。

(2)眠くなる
脳を休めたり、リフレッシュさせたりした方が良いという脳からのサインです。

(3)ミスが増える
パソコンの打ち間違えをしたり、変なところでつまずいたり、パフォーマンスが落ちている時も脳疲労の疑いがあります。

このような脳疲労のサインを放置しているか、その前に対処しているかによって疲労度に違いがでてきます。
しかし脳疲労のサインが出ていても、自分では疲れを感じていない人もいます。それは脳がマスキングされているからです。
脳のマスキングとはやりがいや達成感、喜びなどを感じると、脳の前頭葉という部分が疲労感のサインをかき消してしまう事です。そのため実際は脳疲労がたまっていてサインが出ても、それが感じられない状態になっています。
そのまま放置すると、疲労が蓄積していることに気付かず重篤な疾患に陥ってしまう可能性もあります。脳疲労の3つのサインに早めに気付いて、休憩や気分転換を心がけましょう。

疲労回復のウソ・ホント

皆さんが疲れをとるためにしていることには、睡眠や入浴、甘いものを食べる、運動をするなどが挙げられますが、「甘いものを食べる」というのは疲労回復にはあまり効果がありません。気分転換にはなりますが、疲れをとるために必ず甘いものを摂るというのはおススメできません。

慢性疲労症候群

慢性疲労症候群とは、突然動けなくなる、筋肉痛や関節痛、思考力の低下、睡眠障害などの症状が6か月以上続く状態です。単なる疲労とは異なり、症状の重い人はベッドから起き上がることもできず、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。血液検査などの客観的な数値では判断しにくいため診断が難しい病気です。
特定の原因は見つかっていませんが、感染症などをきっかけに発症したり、生活環境が変わってストレスが加わったときなどになりやすいと言われています。

慢性疲労症候群の見分け方
(1)熟睡感がない。
(2)認知機能の低下。(頭にモヤがかかったような状態が続く)
(3)関節痛、頭痛、微熱など風邪に似た症状がある。
上の3つのうち2つ以上に当てはまり、さらに病院を受診しても原因不明な場合は慢性疲労症候群の疑いが強まります。