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第234回(11/27) アンガ―マネージメント

ゲンキリサーチャー:ヴェートーベン
ゲンキスチューデント:滝裕可里

皆さんは、怒りすぎて失敗したことはありませんか?
怒りっぽい人は、心筋梗塞で死亡する率が、そうでない人の5倍高いというデータもあるくらい、怒りは万病の元になります。
そこで今回のテーマは、今話題の「アンガーマネージメント」。私たちの怒りの原因や、怒りを鎮める魔法の言葉など怒りをコントロールする方法をご紹介します。

怒りと健康の関係

怒りの感情には、自律神経が関係しています。自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、怒ると交感神経が優位になってきます。交感神経が活発になると血圧をあげるよう身体に指令を出すため、血圧が上がって血管もダメージを受け、血液が十分に心臓や脳に運ばれなくなってしまいます。その結果怒りっぽい人の心筋梗塞の発症率はそうでない人のおよそ5倍、脳梗塞も2倍ほど多いと言われます。

アンガーマネージメント

人間は誰しも怒りの感情を持っており、怒りを抑え過ぎるのも良くありません。そこで大切なのが怒りとどう付き合っていくか、怒りをどうやりくりするかということです。それをアンガーマネージメントと言います。

「コアビリーフ」
日本アンガーマネージメント協会の代表、安藤さんによると、怒りはアレルギーに似ているという事。何か出来事があったときに、怒る人もいれば怒らない人もいるからです。それではどういう時に私たちは怒るのでしょうか。それは自分が信じているコアビリーフが裏切られたときです。
コアビリーフは自分の中で「こうあるべき」と信じているものです。私たちは、自分のコアビリーフと同じものは許せます。少し違うけど許せるものもあるでしょう。しかしそれを超えて許せないというゾーンに入ってしまった事柄が、その人にとっての怒りになります。
大切なことは、コアビリーフは人によってそれぞれ違うということです。
「少し違うけど許せる」という範囲が狭いと、怒ることが多くなってしまいます。自分のコアビリーフの許せる部分の範囲を広げるよう意識してみると、怒らずにすむことが増えるかもしれません。
また怒るときも激高するのは良くありません。穏やかに諭すように、上手に怒りをはきだしましょう。

怒りをコントロールする方法

「6秒数えてください」
いきなり自分の感情を爆発させずに、上手にブレーキをかけることが大切です。番組で行った実験でも、この言葉が書かれたカードを見せた数秒後、イライラ指数が急降下しました。

「アンガーログ」
イラッとしたことをその場で書き留める、いわば怒りの日記です。これは読み返して客観的に見ることが大切です。自分がどういう事で怒るのかわかり、怒りを回避するための方法も見つかります。この方法を試した山口県の介護施設では、毎年10名以上いた離職者が昨年はゼロになるという、めざましい成果がありました。

「自己催眠」
椅子に座って目を閉じ、手を下げます。
(1)心の中で両手が重くなってきたと暗示をかけます。
(2)次に額が涼しくなると暗示をかけます。
(3)最後にお腹が温かくなると想像しましょう。
これは最も副交感神経が優位な時の状態です。怒りっぽい人はこれを1日数回行いましょう。

笑う事も大切です。いつも口角を上げて笑顔を作って話をするのも良い方法です。自分のやりやすい方法で怒りをコントロールし、心も身体も健康になりましょう。