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第188回(1/3) 街ぶら愛知&静岡

ゲンキリサーチャー:英玲奈・レッド吉田(TIM)・Wエンジン(チャンカワイ・えとう窓口)
ゲスト:田山涼成・市毛良枝

新年あけましておめでとうございます。
今年最初のテーマは、「長寿の秘訣を発見!健康街ぶら1時間スペシャル」。舞台となるのは愛知県と静岡県です。
実はこの2つの県、最新の都道府県別健康寿命ランキングで、愛知県は男性1位、女性は3位、静岡県は男性2位、女性1位に輝いた、日本を代表する健康地域なのです。
今朝は二つの県に隠されたゲンキの秘訣をお届けします。

愛知に学ぶゲンキの秘訣

・歩くこと
愛知名物と言えば「モーニング」。コーヒー一杯の値段でトーストやサラダなどたっぷりの朝食が食べられます。しかし定番の小倉トーストは糖質が多く糖尿病も心配になりますが、健康の秘訣は「歩くこと」にあるようです。番組で訪れた一宮市の喫茶店では徒歩で来ている方が多く、食後は徒歩で帰宅。この軽い運動が病気の予防につながっていたのです。
食後30分くらいになると血糖値が上がってきますが、その頃にゆっくり歩いて帰ることで、血糖値の上昇を抑えることができます。

・転倒予防筋トレ
近年、一宮市をはじめ愛知県で行われている「ニュースポーツ」への取り組みも市民の健康に役立っています。
ニュースポーツとは、ルールが簡単なグラウンドゴルフや大きなボールを使うキンボールなど、年齢を問わず誰もが楽しめるスポーツのこと。
番組で体験したスポーツチャンバラは、つま先立ちで移動するため主に前脛骨筋やふくらはぎの筋肉が鍛えられます。これらの筋肉が衰えると、寝たきりの原因にもなる転倒の危険性が高まります。

「簡単!転倒予防トレーニング タオルギャザー」
イスに座った状態で足の下にタオルを広げ、足の指を曲げ伸ばししてタオルをつかむようにたぐりよせます。つま先に力を入れることで、すねやふくらはぎの筋肉が鍛えられます。1日1回を目安に行いましょう。

・名古屋メシの健康の秘密
名古屋名物「ひつまぶし」ですが、実はウナギは冬が旬。脂がのって食べごろのウナギには、ビタミンAが豊富に含まれています。
ビタミンAには免疫力を高める作用があり、風邪をひきやすいこの時季にはぴったりです。さらにお茶漬けにして食べれば、薬味のネギが疲労回復効果を高めてくれます。

さらに名古屋メシには、名物八丁味噌を使った料理がたくさんあります。味噌にはがんや動脈硬化などの原因となる活性酸素を除去する、抗酸化作用があります。番組で行った実験では、八丁味噌は白い味噌や赤い味噌に比べて、より強い抗酸化作用を持つことが分かりました。これにはメラノイジンという色素が関係しています。メラノイジンは味噌が熟成すると生成される褐色の色素ですが、八丁味噌は長期熟成のためメラノイジンが多く含まれます。またメラノイジンには血中コレステロールを低下させたり、糖尿病を予防したりする機能もあります。加えて八丁味噌などの豆味噌は、他の赤みそと比べて塩分が少ないという特徴もあります。

・指先の鍛錬
有松絞で有名な有松町。ここでお会いした有松絞の現役の職人、95歳の中島さん。この道80年以上の大ベテランです。糸で布を絞るように縛る細かい作業を、素早くこなします。
長年指先を使う作業をしているため手の筋肉や神経が衰えず、そのため高齢者に起こりがちな震えもないので、正確な作業ができます。

静岡の健康の秘密

・温泉
番組で訪れたのは、「WATSU」(ワッツ)という温泉療法が体験できる旅館。ワッツとは、WATER・SHIATSU(ウォーター・シアツ)を略した造語で、アメリカで考案された水中リラクゼーション法です。温泉に身体を浮かせ、膝や腰、肩などの関節を徐々にストレッチしていきます。身体を浮かせることで、頭・心臓・脚が同じ平面の高さになるため、心臓から頭、心臓から脚へ送る血液が力が無くても送られ、血流が良くなり、その中で関節を動かすため無理なく筋肉もほぐせるということに繋がります。

「お風呂で出来る、腰痛予防・改善法」
ポイントは腰ではなく、脚です。脛骨の後ろを指でなぞってみて、硬くなって痛みを感じるポイントがあれば優しく揉みほぐします。
腰とふくらはぎの筋肉は繋がっているため、ふくらはぎの筋肉をほぐすことで腰の血流が良くなり、腰痛の予防、改善につながります。お風呂で血行が良くなっている時に行うのがおススメです。

・わさび
わさびに含まれるイソチオシアネートやビタミンE、ビタミンC、カロテノイドなどによる解毒や抗酸化作用はよく知られていますが、他にもこの時季うれしい効果があります。それは血流改善効果。
1日の摂取量は5グラムが目安です。
5グラムも食べられないという方、鰹節をのせた温かいご飯の上におろしたての新鮮なわさびをのせていただく「わさび丼」、試してみてはいかがでしょうか?

・自治体が行う長寿への取り組み
三島市のユニークな取り組み「出張健康チェック」。体重や体脂肪、体内年齢などの身体測定を、居酒屋や百貨店、銀行など様々な場所で行い、市民の関心を集めています。健康に無関心な人にいかに関心を持ってもらうかということを考えて始められた取り組みだそうです。

このような町ぐるみの活動をしているのは三島市だけではありません。
静岡県中央部に位置する川根本町。静岡県の中でも特に健康なご長寿が多い町です。一人暮らしの高齢者が多い町ですが、地域で高齢者の支援をしています。
その取り組みで開花したのが「小長井サロンハッスル」です。いわゆる老人会なのですが、皆手作りの衣装に身を包んで踊りまくるという、仮想ダンスパーティーです。
10年ほど前は、認知症予防体操や運動会などを企画して行っていましたが、参加者の「笑いたい」「笑って帰りたい」という声を聞きながらやってきたところ、今のような活動になったということです。
長生きすることが目的ではない、毎日が楽しいから明日も元気に暮らしたい、そんな高齢者たちの思いが健康長寿の町をつくったのかもしれません。