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第186回(2015.12.13)

抗酸化作用

抗酸化作用

ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ドクター:太田成男

肥満や便秘、肌荒れ、糖尿病、さらには認知症やがんまで、私たちが悩まされる様々な病気にはある共通の原因があります。
それが身体の「酸化」、つまり身体がサビることです。
今回は酸化と抗酸化のメカニズムを徹底リサーチ。
身体をサビさせない食材や、今話題の水素パワーを大公開します。

サビない身体の作り方

私たちは空気中の酸素を吸って呼吸をしていますが、その時体内に取り入れた酸素の約2%が活性酸素に変わります。
この活性酸素が酸化の原因になります。
もともと活性酸素には、ウイルスや細菌を退治する役割がありますが、活性酸素が増えすぎると健康な細胞まで傷つけ、身体をサビつかせてしまうのです。
また活性酸素は生活の乱れによっても量が変化し、睡眠不足やストレス、お酒やたばこ、暴飲暴食や紫外線なども活性酸素を増やす原因になります。
この活性酸素が影響を及ぼすと考えられる病気には、生活習慣病はもちろん、動脈硬化や脳卒中、肺気腫やぜんそく、糖尿病、認知症、がん、アトピー性皮膚炎など実に様々なものが挙げられます。

活性酸素を減らすには?

活性酸素を減らすには、抗酸化作用のある野菜や果物をたくさん食べるのがおススメです。
植物は光合成をして酸素を作るときに活性酸素ができるため、自分自身を守るために抗酸化物質も多く作ります。
そのため野菜は理想的な抗酸化食材なのです。
抗酸化物質が多い野菜は、トマト(リコピン)や大根(イソチオシアネート)、柿(ビタミンC)、ホウレン草(ルテイン)など、色が濃いこと、辛味があることを目安にしましょう。
スプラウト(ブロッコリーの新芽)には、身体の中の抗酸化力を強くしてくれるスルフォラファンが含まれるため、おススメです。
また人の細胞は外が脂で中が水なので、脂溶性のビタミンEと水溶性のビタミンCを一緒に摂取すると効果が期待できます。
ビタミンCを含む食材には、キャベツ、ブロッコリー、ピーマン、レモンなど、ビタミンEを含む食材にはカボチャ、大根(葉)、しそ、落花生などがあります。

最新研究 水素の効果とは?

抗酸化作用があり身体のサビを予防してくれる様々な野菜に加えて、今注目されているのが抗酸化飲料「水素水」です。
水素は体内に取り込まれると活性酸素と結合し、身体に害のない水に変えるといいます。また水素は宇宙一小さな物質なので、身体の隅々にまで入り込んで活性酸素を取り除いてくれます。
そのため水素によって身体のサビを予防して、さらには病気を治すという研究が進められています。

例えば、研究に協力したアトピー性皮膚炎の患者さんには、水素風呂に入ってもらったところ症状の緩和が見られました。
しかし、水素風呂に入らなくなると、また以前と同じような症状があらわれてしまいました。
またパーキンソン病の患者さんに水素水を飲んでもらうと、約7割の方に進行抑制の効果がといいます。
どう効果があるのか、まだ研究段階ではありますが、病気を治す新たな治療として今、水素が期待されています。

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