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第183回(11/22) 夫婦と健康

ゲンキリサーチャー:あべこうじ
ゲスト:東尾理子
ドクター:竹川広三

11月22日は「いい夫婦の日」。皆さん夫婦仲はいかがですか?
仲の良い夫婦ほど健康度が高いという研究結果もあるくらい、夫婦円満は健康の秘訣です。
今朝は、「いつもと違う」たったそれだけでも、夫婦だからこそ気付ける重大な病気のサイン、そして女性だけではない、男性の更年期を夫婦で乗り越える方法をお伝えします。

夫婦だからこそわかる病気のサイン

ケース(1)結婚32年目の桐原さんご夫婦の場合
奥様が勝手口に座り込んでいるという、いつもとは違う行動にご主人が気付き、話しかけたところ声が出なかったためすぐに救急車を呼びました。奥様を襲った病気は「脳梗塞」。脳梗塞は早期治療がポイントになり、発症から4時間半以内であれば有効な治療薬もあります。このケースでは、ご主人が異変に気付いて素早い判断をしたため後遺症を最小限に抑えることができました。
いつもとは違う行動、異変に気を留められるかどうかが大きなポイントになります。

ケース(2)結婚20年目の天沼さんご夫婦の場合
普段からご主人の体調を気にしていたという奥様ですが、夏なのにご主人の手が冷たいことが最初に引っかかったといいます。
そして目の下のクマや顔のむくみに気付き、ご主人に病院へ行くように強くすすめたのです。
そこで判明したご主人の病気が「心房細動」です。心房細動は心臓が細かく痙攣を繰り返す病気で、痙攣により心臓の拍動が大きく乱れ、血液を正常に全身へと送り出せなくなります。そのため血行が悪くなり手足が冷たくなったり顔色が悪くなったりします。
さらに心房細動を患うと血栓ができやすくなり、脳梗塞の発症率が2倍から7倍も高くなると言われています。
日々のスキンシップはとても大切です。たまには手をつなぐこともお互いの健康のためには必要かもしれません。

・他にもある病気のサイン
起床時間が早くなる→高血圧
早起きの人が皆高血圧というわけではありませんが、早朝に交感神経が優位になって目覚めが早くなることがあります。

脚のむくみ→心疾患
血行が悪くなり脚がむくみます。

のどの渇き→糖尿病
体内の水分を使って血糖値を下げようとするため、のどが渇きます。
特に夫婦は食生活が似ることが多いので、揃って注意が必要です。

夫婦で更年期を乗り越える方法

多くの女性を悩ませる更年期。閉経の前後5年間、45歳〜55歳の頃に症状が現れます。これは女性ホルモンのエストロゲンが減少して自律神経が乱れ、ほてりや発汗、さらにはうつ状態など肉体面、精神面に大きく影響を及ぼすためです。

男性の場合は加齢により性機能が低下し、精巣で作られる男性ホルモンのテストステロンの量が減少してきます。
女性の場合は急激にホルモンが減少しますが男性はゆるやかなため、身体の異変に気づきにくいのが特徴です。
更年期障害も重い人と軽い人がいますが、男性の場合は比較的おとなしい人、周りから怒られることが多い人が起きやすいと言われています。
物忘れがひどくなったり仕事がうまくいかなくなったりしてうつ状態になったり、不眠など身体の不調に悩まされたりします。
治療はホルモン補充療法で、注射や外用薬で足りなくなったテストステロンを補います。

誰にでも訪れる更年期ですが、まわりが理解すれば本人も安心でき、焦る気持ちも出にくくなります。普段から良く話すことを心がけ、夫婦で支え合って乗り越えましょう。