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健康カプセル!ゲンキの時間

毎週日曜 あさ7:00

CBCテレビ製作/TBS系28局ネット

朝からヘルスシェア

出演
石丸幹二
坂下千里子

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第138回(2014.12.28)

健康ぶらり旅

健康ぶらり旅

ゲンキリサーチャー:レッド吉田

江戸時代の儒学者、貝原益軒が書いた「養生訓」。これは現代で言う健康マニュアルのようなもので、食事や運動、生活習慣など、益軒本人の実体験に基づいた健康法が数多く紹介されています。300年前に書かれたこの養生訓には、現代でも参考にしたいことが数多くあります。
そこで今回の年末一時間スペシャルでは、番組MCの三宅さん、満里奈さん、英玲奈さんが、江戸の健康法で身体の悩みを改善します!

大根

貝原益軒が書いた養生訓には、大根は健康に良い食材であるため毎日食べるようにと記されています。
大根に含まれている消化酵素はなんと100種類。でんぷんやタンパク質などを分解してくれるため、胃の消化を助け、身体への負担を軽減してくれます。胃に負担のかかるとんかつやステーキなどの脂っこい料理と一緒に大根おろしを食べれば、胃もたれしにくくなります。
さらに大根には捨てるところがありません。大根の葉には眼精疲労を回復してくれるビタミンB、美肌効果を高めるビタミンCが豊富に含まれています。

・大根おろしの食べ方のポイント
大根の皮にはビタミンCが豊富に含まれているため、皮ごとおろすのがおススメです。またおろし汁にも消化酵素やビタミンなどの栄養素が多く、眼精疲労の回復や美肌効果が期待できます。
ただし時間が経過すると栄養素が減少するため、食べる直前におろすのが良いでしょう。

「大根のおいしい煮物」(3人前)

大根400g鶏もも肉200g
600ccお好みの野菜適量
白だし大さじ2小さじ1/4
みりん大さじ2片栗粉大さじ2
しょうゆ小さじ1  
小さじ1/2  
かつおぶし10g  

(1)大根は3cmの厚さに輪切りにし、皮を3mmの厚さでむきます。
(2)大根は水から下ゆでし、約20分間煮込みます。
(3)20分煮たら、冷水で冷やします。
(4)調味料を混ぜた鍋に大根を入れ、中火で30分煮ます。
(5)鶏肉のつくねを入れ30分煮ます。

「大根の葉のふりかけ」(3人前)

大根の葉100g
ごま油適量
大さじ1
しょうゆ大さじ1

(1)大根の葉を茎ごと細かく小口切りにしていきます。
(2)切った大根の葉をごま油を熱したフライパンで炒め、お酒としょうゆで香りづけします。
(3)仕上げに鰹節を和えます。

四股トレーニング

適度な運動が健康への第一歩。時代が変わっても、怠けずに身体を動かすことが大切だと言われ続けています。
体幹を鍛えるのに最も優れたトレーニング法と言われる相撲の「四股」。
今朝は、第67代横綱武蔵丸、現在の武蔵川親方に正しい四股の踏み方を教えていただきます。

体幹は、腹筋をはじめ腸腰筋や大臀筋などインナーマッスルと呼ばれる筋肉の総称です。体幹が衰えていると正しい姿勢を維持できなくなって腰にかかる負担が増え、腰痛などの原因になります。

「正しい四股の踏み方」
(1)骨盤を前に突き出すように意識して背筋をぴんと伸ばし、腰を落とします。
(2)片足をゆっくり持ち上げながら軸足に体重移動し、3秒停止してから一気に足をおろします。
(3)最後に再び腰を沈み込ませましょう。
この四股トレーニングは1日10回程度行うと効果的です。

「腰割トレーニング」
四股を踏むのが難しい方は、腰割トレーニングがおススメです。
(1)椅子に座った状態で、足を肩幅よりも開きます。
(2)ひざとつま先の向きが同じになるようにし、ゆっくりと立ち上がりゆっくりと座ります。
四股と同じように、骨盤を前に出し背筋をまっすぐ伸ばすのがポイントです。1日10回程度、無理のないように行いましょう。

音楽で認知症予防

現在65歳以上の25%、85歳以上の40%が認知症と言われていますが、養生訓にも音楽を楽しんでいれば病気になることはないと記されています。
好きな音楽を楽しむと、いろいろなことを思い出したり、感情が揺れ動いたりするため脳の活性化に有効と言われています。

食事

食事は元気の源、健康に必要不可欠なものです。しかし養生訓には、健康のためには薄い味付けの料理を食べるように記されています。
現代では携帯や新聞を見ながらの「ながら食べ」が多くなり、料理の味に集中せず塩分や糖分の多い食生活になりがちです。そして味付けの濃い食事に慣れてしまうと、さらに濃い味を求めるようになってしまいます。現代人が抱える高血圧や糖尿病などの生活習慣病の原因には、味覚の衰えが関係しているのです。

番組で訪れた「緑泉寺」でいただけるのが、味覚を研ぎ澄ますために視覚を閉ざして食事をする「暗闇ごはん」。皆さん同じものを食べても、明るい場所では味を薄く感じました。
味に集中することが、味覚を正常に保つためにはとても大切なことです。

人間が食べ物の味を感知している「ミライ」という部分は、10日ほどで細胞が生まれ変わります。もし味覚が衰えてしまったら、10日間薄めの味付けの食事を続けることで味覚を正常に戻すことができます。

もうすぐお正月。おせちやお雑煮などおいしい料理がたくさんありますが、味覚を養って健康な新年を過ごしましょう。

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