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第118回(8/10) ふくらはぎ

ゲンキリサーチャー:木本武宏

最近注目度急上昇のふくらはぎ。ふくらはぎはただの筋肉ではなく、第二の心臓とも言われる、私たちの健康にとって大切な場所です。
健康的なふくらはぎは、こんにゃくのような適度な柔らかさと弾力があります。
今朝は健康を左右するふくらはぎの重要な働きを徹底解明。ふくらはぎから身体の不調を見つけ出し、改善の一歩を踏み出しましょう。

ふくらはぎの「筋ポンプ作用」

ふくらはぎの静脈は筋肉に挟まれており、足の下から上へと血液が流れています。そしてふくらはぎの筋肉が伸縮することで静脈が押しつぶされ、血液を力強く送り出します。これがふくらはぎの重要な役割、筋ポンプ作用です。この筋ポンプ作用で、身体の隅々まで巡った血液は心臓に押し戻されています。

筋ポンプ作用が衰えてしまう理由の一つが、筋力の低下や運動不足です。筋ポンプ作用が衰えると、身体には様々な弊害が現れます。例えば身体の隅々に熱を運べず冷えの原因になったり、血液やリンパの流れが滞り細胞の間に水分がしみ出し、むくみが生じたりします。
また長時間同じ姿勢でいると筋ポンプ作用をうまく使えず、やはりむくみや冷えが出てしまいます。

ふくらはぎチェック

床に座り、チェックする片足の膝を立てます。膝は120度くらいの状態にし、力を抜きましょう。そして反対側の手の親指、人差し指、中指でふくらはぎをつかみます。
(1)腕の力こぶと比べたとき、力を入れていないふくらはぎの方が硬い。
(2)靴下の跡が30分以上消えない。
(3)強くつかむと痛みを感じる。
ひとつでも当てはまると、生活習慣によりふくらはぎの筋ポンプ作用が衰えている可能性があります。

ふくらはぎのケア

東京女子医科大学の渡辺先生が考案したふくらはぎケア、その名も「渡辺式ふくらはぎパンパン法」。
番組でゲンキチャレンジャーの皆さんに試していただいたところ、冷えが改善したり、むくみが取れたり、血圧や血管年齢が一時的に改善されたりとさまざまな効果がありました。

まずは床に座って両膝を立てた姿勢になります。足首には力を入れないようにしましょう。そしてふくらはぎを両手で挟むように、手のひらの親指の付け根を使い、少し痛いと感じるくらい強めに叩いていきます。左右偏らず均等に叩くようにしましょう。ふくらはぎの裏側は手をグーにして、甲の部分でパンチするようにしましょう。足首のあたりから膝に向かって全体をまんべんなく行います。
叩くことで筋ポンプ作用を起こし、全身の血流に影響を与え様々な症状の改善につながると考えられます。
ふくらはぎパンパン法は、1日3回くらい、1回あたり両足で5分程度、筋肉が柔らかくなるお風呂上りに行うのがおススメです。
やめると元に戻りやすいため、継続して行うことが大切です。

ふくらはぎに痛みが出るほかの病気

歩いていて途中でふくらはぎが痛くなる場合、一つは閉塞性動脈硬化症が考えられます。歩くと血流が保てなくなるため痛みがでます。歩いていなくても足のしびれや痛みが出たら、一度専門の病院を受診しましょう。
もう一つは脊椎管狭窄症。歩いていてふくらはぎが痛くなっても、休んで前かがみになると痛みが和らぎまた歩けるようになるのが特徴です。