アーカイブ

第115回(7/20) 熱中症

ゲンキリサーチャー:ヒデ

いよいよ本格的な夏がやってきました。この季節気を付けなければならないのが熱中症。毎年4万人以上が搬送され、命を落とすケースも少なくありません。その熱中症について今回明らかになった新事実があります。それは熱中症には危険な時期が2回あるということ。1回目のピークは7月下旬、そして2回目のピークは8月中旬です。
今朝は、危険な2つの波を乗り越える方法をお教えします。

熱中症の第一波

7月下旬に搬送者数が増える原因は、梅雨明けによる急激な気温の上昇、そして湿度です。本来体温は汗が蒸発することで下がります。
しかし湿度が高いと蒸発せず、体温が上がったままになってしまいます。
特に梅雨明け当初は気温とともに湿度が高くなることが多く、とても危険な時期だと言えます。
しかしこういった環境の変化には気づきにくい場合もあります。
熱中症計を利用したり、天気予報で熱中症の危険レベルをチェックしたりしましょう。

またこの時期熱中症になりやすいのは暑熱順化できていない人、つまり暑さ慣れできていない人です。梅雨の時期に冷房の効いた涼しい部屋で多く過ごしていると、身体が暑さに慣れず気温の上昇についていけなくなります。第一波を乗り切るには、身体を暑さに慣らす必要があります。

・熱中症対策
(1)炭酸水
脱水症状を防ぐため必要なのが水分補給ですが、普段より多く汗をかいた時には炭酸水がおススメです。炭酸水には血行を良くし、胃の働きを活発にする効果があります。すると水分を吸収する小腸に水が早く送られ、その吸収機能もアップ、脱水になるのを素早く防ぎ熱中症の予防につながります。
(2)朝風呂
朝風呂は、暑熱順化できていない人には特におススメの方法です。暑熱順化のポイントは汗をかくこと。朝風呂で身体を暑い環境に慣らすことは汗をかく訓練にもなります。お風呂以外にも、朝や夕方の気温の低いときに軽い運動で汗を流すのも効果的です。
(3)夏野菜
トマトやキュウリなどの夏野菜には、身体の水分バランスを保つカリウムが多く含まれています。またトマトのリコピンやナスのナスニンには、紫外線や暑さによるダメージから身体を回復させる効果もあります。

夏野菜を使った「地中海風そうめん」

材料(2人分)      
トマトジュース 150CC 出汁 70CC
みそ 15g 鷹の爪 1/2本
オリーブオイル 大さじ1 ニンニク 1/2個
玉ねぎ 1/4個 きゅうり 1/2本
ナス 1/2本    

・食感をよくするため、きゅうりの種の部分を取り除きます。
・きゅうりとナスは斜めに薄く切り、3%の塩水に10分間浸けます。
・みじん切りにしたニンニクと玉ねぎ、鷹の爪を弱火で炒めます。
・味噌に出汁とトマトジュースを加え、具材と混ぜて完成です。これがめんつゆになります。

熱中症の第二波

8月中旬にやってくる第二波。この原因は夏場もっとも高くなる気温と暑さによる疲労です。知らぬ間に暑さによる疲労がどんどん蓄積し、暑さがピークを迎える8月中旬に熱中症にかかりやすくなります。
これを防ぐのに大切なのは、毎日の疲れをリセットすること。十分にエアコンの効いた部屋でぐっすり眠るのが疲れを溜めない方法です。おススメのエアコンの使い方は、タイマーで3時間後に切れるようにし、5時間後に再びスイッチが入るようにすること。設定温度は28℃にしましょう。

熱中症で倒れたら

熱中症で倒れたら首筋、脇の下、足の付け根を冷やしましょう。冷やさない方がいいのはおでこ。おでこを冷やすと身体が冷えたと脳が判断してしまい、熱を下げられなくなります。

熱中症で救急搬送される人の40%は、家の中で倒れています。家で過ごす時もこまめに水分補給をし、暑いときは無理をせずエアコンを使用しましょう。